動物園運営シム『Let’s Build a Zoo』発表。ニワトリの顔をもつ牛など、動物同士のDNAをかけあわせて来場者を楽しませる


パブリッシャーのNo More Robotsは4月27日、Springloaded Gamesが手がける動物園運営シミュレーションゲーム『Let’s Build a Zoo』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2021年夏に配信予定。


『Let’s Build a Zoo』は、何もない更地に動物園をいちから建設し、運営するシミュレーションゲームだ。動物園建設は、動物を収容・展示するための囲いを作ることから始める。囲いには複数の種類があり、青々とした草原やサバンナ、岩山、雪原など、さまざまな自然環境を動物園内に再現することに繋がる。すなわち、展示する動物ごとに合わせた環境を用意するのだ。

動物は、世界中のほかの動物園から譲ってもらうことができ、ブラックマーケットにて怪しい売買をおこなうことも可能なようだ。動物は、キリンや象、トラ、牛、ニワトリ、鹿、イノシシ、猿など、小動物から大型の動物まで500種類以上を収録。また本作の特徴として、異なる動物のDNAを掛け合わせて、新たな動物を生み出すことも可能。たとえば、カピバラの顔をしたフクロウや、ニワトリの顔をもつ牛など、それぞれを組み合わせた不思議な生物が誕生する。そうした掛け合わせによって、動物の種類は30万種類以上に膨れ上がるとのこと。


動物園の建設は、もちろん囲いを配置するだけでは終わらない。来場者のために通路やショップ、案内板なども設置し、さらに街灯や樹木、ベンチなどでデコレーションしていくこともできる。展示エリアごとに大きく環境を変えるなど、デザインは自由自在だ。動物園の一角には管理事務所があり、ここで次にすべきことなどの目標を提示してくれる。

運営にあたっては従業員を雇う必要があり、その際には職種ごとに広告を出して募集することができる。動物園内ではさまざまなイベントが発生するので、対応できる優秀な人材を雇うのだ。各従業員に対しては、給料や休憩時間、ボーナスなどを設定可能。彼らの各種ステータスを確認しながら、やる気をもって働いてもらえるよう調整したい。ダメ社員はクビにすることもできる。


また、配置した各ショップでは扱う商品の設定もおこなう。たとえばポップコーンであれば、コストをもとに販売価格を決めたり、塩の分量などレシピまで調整可能だという。来場者の満足度を高めながら利益も追求しなければならない。そうして収益を上げて動物園を拡張し、さらなる動物を迎えて動物園を発展させていくのだ。

『Let’s Build a Zoo』は、PC(Steam)向けに2021年夏に配信予定。近々クローズドベータテストを実施するとのことで、興味のある方はこちらから応募してみてはいかがだろうか。