『モンスターハンターライズ』次回アップデートにて、マカ錬金に関する不具合を修正へ。しかし痛風テーブルの処遇は未知数

 

カプコンは4月23日、『モンスターハンターライズ』にて護石を生成する「マカ錬金」における不具合を、4月末に実施予定の無料タイトルアップデート第1弾(Ver.2.0)にて修正すると告知した。カプコン側がマカ錬金に不具合があると認めたのが4月8日。それから1か月たたないうちに、迅速な対応が施されることとなった。


カプコンが不具合として認めているのは、一部ユーザーがマカ錬金にてさまざまなスキルが発動するアイテムのひとつである「護石」の生成をおこなった際に、一定の順序で短期間に同じ護石が排出されてしまうという事象である。通常マカ錬金をおこなった際には、性能の異なる護石がランダムに生成される仕様になっている。生成される護石が持つ性能はさまざまであり、同じ性能の護石が続けて生成される確率は極めて低いといえる。

そんな仕様の中で、短期間に同じ護石が排出されたというユーザーが複数見かけられた。その事象をカプコン側は不具合であると認め、原因究明に向けて検証を実施。今後の対応はあらためて報告すると伝えていたのだ。今回の告知はマカ錬金における当事象の続報としており、4月末実施予定の次回アップデートにて、一定の順序で同じ護石が排出されてしまうという不具合は解消されるとのことだ。


さて、ここまでで気にかかるのが“テーブル”の仕様はどうなるのかという点だろう。現在、本作をプレイするユーザーの間では非公式の仮説である“テーブル説”が広く共有されている。この仮説は、本作におけるマカ錬金にて生成される護石の性能・順序はキャラクターごとに固定化されており、複数種類にパターン化されているというもの。その仮説に基づく護石の生成パターンを特定するための生成履歴データが「テーブル」と呼ばれている。先述した事象とはまた異なる、根本的な護石の生成方法を指すものだ。

このテーブルについても、護石性能の抽選を決定するテーブルがキャラクターごとに固定化され、生成される護石の性能には一定の周期があるとされていることから、長期的にみれば性能の同じ護石が排出されるという側面を持つ。このことから、テーブルの仕様修正を期待するユーザーもいることだろう。

現在、一部のユーザーの間では「痛風テーブル」や「サスケテーブル」と称したテーブル情報が共有されている。これは自身が属するテーブルから理想の性能を持つ護石が排出されるのかなど、自身が属するテーブルの特定材料として利用するためだ。テーブルの中には「痛風テーブル」や「サスケテーブル」のように、理想とされる護石が排出されにくい、当てはまりたくないテーブルとして認知されつつあるテーブルも存在する。ゆえにユーザーには、ゲーム起動時にテーブルが入れ替わるなど、何らかの形でテーブルがキャラクターごとに固定化される仕様を解消することが望まれているのではないだろうか。

カプコンが今回告知した続報からは、テーブル仕様があわせて修正されるとはいいきれない。カプコンの告知文からは、先述した不具合のみが修正されるとも、テーブル仕様を含んで修正されるとも読み取れるからだ。マカ錬金に関する詳細な修正内容は、アップデート後に明らかになることになりそうだ。


『モンスターハンターライズ』の無料タイトルアップデート第1弾(Ver.2.0)は4月末に実施予定。詳細な配信日は、4月27日23時より放送される「モンスターハンター スペシャルプログラム 2021.4.27」にて告知予定だ。