SFスペースコンバットシム拡張DLC「X4: Cradle of Humanity」配信開始。新派閥やテラフォーミング機能追加で拡がる宇宙体験


EGOSOFTは3月17日、SFスペースコンバットシム『X4: Foundations』の拡張DLC「X4: Cradle of Humanity」の配信を開始した。対応プラットフォームはPC/Linux(Steam)で、日本語に対応している。なお『X4: Foundations』本編は3月20日の午前2時まで、定価5580円から40%オフの3348円で購入することが可能。『X4: Cradle of Humanity』は1540円で単体入手できるほか、『X4: Foundations Collector’s Edition』を所有している場合は無料にて利用できる。 
 

 
『X4: Foundations』は2018年に発売されたオープンワールド・スペースシミュレーションゲーム。プレイヤーは異なる役割や派閥との関係、艦船や技術を持つ多彩なキャラクターから主人公を選び、探索や略奪、交易など幅広いアクティビティに励むことができる。作中でプレイヤーはさまざまな宇宙船を操ることができ、小型の偵察機から大型空母まで、ありとあらゆる艦船を操縦席または外部ビューにて操縦可能。艦船間のシームレスな移動に力を入れて開発されており、船を降り、梯子を下り、広大なステーションのドックを歩くまでの臨場感ある体験が再現されている。 

シリーズおなじみの要素のひとつが宇宙ステーションや工場の建築だ。戦闘や交易で資産を増やし、さまざまなクリエーションに取り組むことができる。ステーションには製造モジュールや居住施設、ドックなどさまざまなパーツを取り付けて構築することが可能。またマップ上のコネクションシステムを使い、モジュールをドラッグして接続することで独自のステーションを設計できる。ほか、艦船にも多彩なアップグレードが実装されている。エンジンや武器、その他の装備などを、グラフィックエディターで確認しながら改造することができる。 
 

 
プレイヤーが宇宙ステーションを設計するのと同様、NPCも建造をおこなっている。いずれの種族も需要と供給にもとづいて勢力圏を拡張し、それぞれの派閥が独自の勢力圏でしのぎを削っているのだ。さらに経済活動もリアルにシミュレートされており、数百ものステーションで製造され、何千もの艦船で輸送される製品の交易が、実際にNPCによっておこなわれている。艦船や武器、アップグレード用部品、それにステーションなどが実際に製造されており、価格も経済状況によって変動。プレイヤーの行為も、世界の勢力や経済といったバランスに影響を与えることとなる。 

「X4: Cradle of Humanity」はジャンプゲート閉鎖後から数十年間の出来事に光を当てたストーリーとなる。新たな勢力としてテランの派閥が2つ追加され、それぞれのスタンスや政治的立場を体験できる物語が導入される。それにともない、利用できる艦船や武器、アップグレード用部品、ステーションが追加。経済圏にも新たな動きが影響を与えるようだ。またエンドコンテンツとして、テラフォーミング機能も実装。グラフィックにボリュームフォグも実装され、見た目にも進化が適用される。 
 

 
『X4: Foundations』および「X4: Cradle of Humanity」はPC/Linux向けにSteamにて配信中だ。