『サイバーパンク2077』延期を受け、「黄色背景」で“何も告知しない”遊びが一部で広がる。しかし反撃もあり

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ゲームメーカー/ファンの間で、黄色背景を使う遊びがちょっとした流行を見せているようだ。Twitter上で、黄色い背景を用いて“何か”を発表するというもの。大方その何かは、たいした内容ではない。黄色のバックグラウンドで告知をおこなうこと、そのものが目的なのだ。

なぜ黄色背景なのか。それは『サイバーパンク2077』の延期を示唆するものだからだ。イエローは同作のテーマカラーのひとつとなっており、文字がメインの宣伝素材には必ずといっていいほど、黄色背景が採用されている。そして、延期発表時にもその背景が使用されてきたのだ。

『サイバーパンク2077』は、CD PROJEKT REDが開発中のオープンワールドRPG。大企業が文化生活のあらゆる部分をコントロールしている巨大未来都市「ナイトシティ」が舞台。細部まで作り込まれた大都市をフィールドに、無数の選択肢を通じて、自分だけの物語を紡ぐ。そのコンセプトからもわかるとおり、かなり規模の大きい作品として作られている。作品のスケールの大きさに加えて、次世代機対応も進められている関係で、実に3度の延期が発表されている。

本日10月28日に発表された発売日の延期に関しては、10月頭にマスターアップが報告されていただけに、界隈に衝撃を与えた。ショッキングであったということだ。その影響で、黄色背景を見ると、思わず反応してしまうゲーマーもいることだろう。そんな現象をジョークにするメーカーやユーザーがいるようだ。


たとえばアークシステムワークスアメリカは、公式Twitterで黄色背景の告知を投稿。その内容はというと、「『GUILTY GEAR -STRIVE-』のロゴを、黄色の背景に置いてみることにしました」というもの。黄色の背景にて「Hey everyone, Today, we’ve decided to put」と意味深な書き出しをしておきながら、事実上何も発表していないわけだ。ホットな話題にのった思わせぶりな投稿はユーザーの笑いを誘い、1万以上のRTを獲得している。

さらには『PAYDAY 2』公式Twitterアカウントも同様のジョークを披露。黄色背景にて『PADAY 2』が現在プレイ可能であることを、これまた意味深な書き出しで告知。さらに、テキストやロゴを黄色の背景に置いてみたことも付け加えている。このコメントもまた、ゲーマーにウケているようだ。同様のフォーマットを使い、発売したばかりの自社のサイバーパンクFPS『G String』を宣伝するパブリッシャーの姿も。そのほか、「Yellow Background」のキーワードでTwitterを検索してみると、黄色背景を面白がっている人々の反応が確認できる。

しかし、こうした黄色背景のジョークについて、好意的な反応だけが寄せられているわけではない。アークシステムワークスアメリカのアカウントには、とあるユーザーが(アークシステムワークスが開発する)『ドラゴンボール ファイターズ』のザマスやゴクウブラックをどうにかしてくれとツッコミ。 来年の新作発売に向かって正念場な今、よそのことが言えるのかという皮肉も寄せられている。『PADAY 2』のジョークに対しては、「ゲームを高品質にするために延期する開発者を嘲笑するのが笑える、『PAYDAY 2』のコンソール版について思い出す」と、痛烈な批判が寄せられている。また当初の発売予定時期から2年ずれこみ、最終的に低評価を受けた『OVERKILL’s The Walking Dead』を引き合いに出すユーザーも現れている。


販売・開発元としても延期は非常に辛いもの。『サイバーパンク2077』の延期はユーザーとしては落胆であり、ある種の約束破りでもあるが、どんなゲームについても発売に際しては直面する可能性のあるトラブル。メーカーがそうした延期をイジるような動きを見せれば、「お前が言うな」というツッコミが当然とんでくるわけだ。また延期を繰り返しながらも、傑作としてのちに高く評価された作品も多く存在している。必ずしも悪いことではなく、メリットとデメリット両方の側面を有している。そうした意味でも、同業者の延期への言及には、各メーカーのSNS担当者にも慎重さが求められることだろう。

『サイバーパンク2077』は12月10日に発売予定だ。

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