ロマンチックRPG『Haven』国内PS4/PS5向けにリリースへ。デザイン面をあえて簡略化し、“そよ風のようなリラックスできるゲーム”へ

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フランスのインディースタジオThe Game Bakersは7月2日、現在開発中のRPG『Haven』をPS4/PS5向けにリリースすると発表した。本作については、2020年内にSteamでもリリースすると告知済み。架け橋ゲームズのサポートのもと、日本国内向けのリリースも発表されている。

『Haven』は、未知の惑星に逃れた恋人たちの日常における愛と、自由のために戦う支配への抵抗を描くRPGだ。主人公のYuとKay、恋人同士である二人は、自由を得るために遠く離れた人の住まない惑星に逃げ込んだ。「ずっとふたりで過ごしていたい」というただ一つの願いを胸に、互いに手を取りあい、惑星に潜む未知の脅威へと立ち向かっていく。

本作では、RPGというジャンルで定着しつつあるシステムデザインをあえて簡略化することで、シンプルで没入感の高い作品に仕上げる試みがなされている。たとえば、ゲーム内に登場するクエスト群についてはリスト化されていない。サイドクエスト自体は存在し、「ログブック」によって探索の進行具合は確認できるものの、完遂を強制するものではないという。あくまで、恋人同士の会話で明らかになる目的を追うことで紡がれるメインストーリーにフォーカス。膨大なサイドクエスト遂行による“タスク疲れ”を失くす試みだ。

戦闘においては、体力ゲージはなく、キャラクターのエネルギースーツの色や動作で残りの体力が把握できる。スタミナや空腹感は台詞で伝えられる。ステータス表示による煩雑化を考慮し、誰でも楽しめるデザインに。また成長要素はあるものの、武器変更やスキルツリーといったシステムは撤廃。装備品のステータス比較といった準備時間を削ることで、戦闘のみに集中することができる。

本作の特徴であるクラフト要素も、シンプルな構造で設計。惑星探索で赤い地殻「Rust」や食料を集め、資源となる「フロー」を用いることで、さまざまなアイテムをクラフトできる。フローはフローメーターによって管理する。集めた量は段階的に泡立つアイコンによってひとめで確認でき、基本的に在庫管理を考える必要はないという。なおクラフトをおこなう際は、表示された手持ちの材料を適当に混ぜ合わせることで、クラフト結果がプレビューされるしくみになっているようだ。

また本作は協力プレイにも対応しており、二人目のプレイヤーがコントローラーのボタンを押すだけで、メニューを表示することなくシームレスに参加が可能。協力プレイのために冒険をやり直す必要はない。

このように本作は、作品全体で用いるHUDやUIを最小限に留め、煩雑化の要因となるシステムデザインを撤廃することで、膨大なシステムを把握することなく楽しめる“そよ風のようなリラックスできるゲーム”を理念に制作されている。The Game Bakersの前作は『Furi』という、テンポの速いアクションゲームであった。なぜ『Furi』の続編を作らなかったのか、という問いについてクリエイティブディレクターであるEmeric Thoa氏は、以下のように答えている(PlayStation.Blog):

「なぜ『Furi』の続編を作らなかったのかとよく聞かれますが、私はいつも、『Haven』を作ったのは、プレイヤーを驚かせ、イノベーションし、新しい体験を探求することが私たちの目標だからですと答えます。しかし本当は、もうひとつの理由があります。それは『Furi』を開発するのは疲れるからという理由です。私は、テンポの速いアクションからひと息つく時間が必要でした。正直言うとふたつのアクションゲームを開発する間の、休憩時間のようなゲームが欲しかったのです」

本作では、『Furi』とはまったく異なる、ゆったりとしたスペースラブストーリーを堪能することができるだろう。未知の惑星に逃れた恋人たちを描くRPG『Haven』は、国内PS4/PS5およびSteam向けにリリース予定だ。

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