『レッド・デッド・リデンプション2』Steam版が12月6日に発売決定。Modも着々と充実しつつあるPC版


Rockstar Gamesは11月28日、PC版『レッド・デッド・リデンプション2』を、12月5日にSteamで発売すると発表した(日本では12月6日発売)。ストアページも公開している。本作のPC版は、同社の専用ランチャーであるRockstar Games LauncherやEpic Gamesストアなどで11月5日に先行して発売されていたが、ちょうど1か月遅れでSteamでも販売開始となる。

Steam版の価格については未発表だが、仮にほかのストアと同価格であるとすると、通常版は8618円、追加のストーリーコンテンツなどを収録するSpecial Editionは1万562円、さらにオンライン用の追加コンテンツなどを含むUltimate Editionは1万1772円となるだろう。なおSteam版では、インストールと初回起動時、またオンラインプレイ時や定期的な認証確認として、Rockstar Games Launcherおよび同社のSocial Clubアカウントへのログインが求められる。

『レッド・デッド・リデンプション2』は、西部開拓時代が終わりを迎えた1899年のアメリカが舞台となる。文明化に逆らって生きる主人公のアーサー・モーガンとダッチギャングが、無法者の一掃を始めた法執行官から逃れ、アメリカ中部およびフロンティアを冒険。その中でアーサーは、自らの理想と自分を育ててくれたギャングへの忠誠との選択に迫られる。また、本作にはオンラインマルチプレイモードである「レッド・デッド・オンライン」も収録。PC版を購入し、このホリデーシーズンの間にプレイすると、同モードで使用できるアイテムが詰まったケアパッケージがプレゼントされる。

本作は、2018年10月にPlayStation 4/Xbox One版が発売され、2019年11月までに2650万本を売り上げる大ヒットとなっている。PC版では、4K以上の解像度やHDR、マルチモニタ、高速フレームレートなど幅広いディスプレイ設定をサポート。さらに描画距離の延長や、より高品質なグローバルイルミネーションおよびアンビエントオクルージョンによる昼夜の照明の改善、光の反射の改良、影の解像度の品質向上、テクスチャの改良による植物と動物のリアリティ向上など、プレイヤーのPCの性能を活かせるようグラフィック面が強化されている。

なお本作のPC版においては、クラッシュなどの問題がローンチ直後に発生していたが、11月14日には原因を発見して修正したと報告されている。また、特定のNVIDIA GPUとグラフィックドライバ、CPUとの組み合わせにて発生していたパフォーマンス面の問題についてもアップデートを配信。NVIDIAとは引き続き協力していくと案内されている。

ちなみに本作のPC版向けは、すでにさまざまなModが制作されている。たとえば上の映像では、キャラクターモデルを入れ替えるModを使い、動物になりきってプレイしている。キツネやウサギ、アライグマなどのほか、フクロウになって空を自由に飛ぶ様子も。あるいはキャラクタースケールを調節できるModにて、小人や巨人になって楽しむプレイヤーも見られる。このほか、シェーダーを調節してビジュアルのリアルさを高めるModや、チュートリアルが続く序盤のチャプターをスキップできるものなどが公開されている。こうした楽しみ方ができるのはPC版ならではだろう。「GTA 5 Mod Manager」クリエイターが手がける『レッド・デッド・リデンプション2』向けMod Managerも先日リリースされており、Modシーンはさらに盛り上がっていきそうだ。