『バトルフィールド V』実際のお金で購入するゲーム内通貨「バトルフィールドコイン」を導入へ。装飾・時短アイテムの入手に限定


Electronic Artsは4月4日、『Battlefield V(バトルフィールドV』に新たなゲーム内通貨「バトルフィールドコイン」を導入すると発表した。本作には、ゲームプレイを通じて入手できる「中隊コイン」がすでに存在するが、バトルフィールドコインは現実のお金で購入することで入手できるゲーム内通貨となる。これを導入することは本作の発売前から予告されており、ローンチから5か月経って実装される運びとなった。北米時間の4月4日から利用可能となる予定だ。

まず、従来からある中隊コインは、キャリアの進行やデイリーミッションなどをこなすことで入手できるゲーム内通貨である。本作には、プレイを重ねることでキャリア・兵科・武器・ビークル・チャプターの5つのランクを上げていくことができる進行システムがあり、武器やビークル、武器パーツといったゲームプレイに影響するアイテムや、武器スキンや兵士の見た目を変えるビジュアルアイテムを入手可能。中隊コインは、この進行システムの基本ルート以外のアイテムを入手するために使用でき、たとえば武器の専門技能をアンロックして精度を高めることができる。

そして今回導入されるバトルフィールドコインは、基本的には中隊コインに似た扱いとなるが、購入できるものは装飾用カスタマイズアイテム・エリートセット・時間短縮アイテムに限定され、ゲームプレイに影響するアイテムを購入することはできない。Pay-To-Winにならないよう配慮しているのだろう。装飾用カスタマイズアイテムには、今回新たにレア度エピックのアイテムが追加され、これを入手するにはバトルフィールドコインが必要になる。エピック以外のアイテムは、進行システムや中隊コインでも入手可能だ。

エリートセットは、マルチプレイで使用できる個性的なキャラクターのこと。能力的にはほかの兵士キャラクターと同じだが、名前や背景を持っており、そのテーマに合わせたキャラクターボイスやトップ分隊アニメーション、専用のスペシャル任務が用意されるという。また、スペシャル任務では専用の格闘武器をアンロックできる。時間短縮アイテムは、チャプター報酬アイテムをアンロックできるティア補助アイテムと、XPブーストの2種類だ。このエリートセットと時間短縮アイテムは今後導入される予定となっており、時間短縮アイテムについては今春後半になるとのこと。

本作にて現実のお金で購入できるものとしてはバトルフィールドコインのほかに、期間限定で登場するバリューバンドルも登場する。バリューバンドルには、複数の装飾アイテムや時間短縮アイテム、バトルフィールドコインなどが含まれ、購入前にその収録内容を確認することができる。バトルフィールドコインの導入に合わせて、新規プレイヤーのためのスターターパックとプレミアム スターターパックの販売が決定しており、レア度の高い装飾アイテムや武器スキンセット、バトルフィールドコインが収録される。

バトルフィールドコインは、メインメニューの中隊や武器庫のページなどから「バトルフィールドコインを入手」を選択し、実際のお金を支払って入手できる。また、各プラットフォームのストアでも購入できるとのことだ。

なお、このバトルフィールドコインの実装を前に、バトルロイヤルモード「ファイアストーム」の改善を主目的とする最新アップデートが、各プラットフォーム向けに本日配信されている。戦利品の挙動や金庫の操作の改善、グラフィックの問題の修正などのほか、水中でフレアガンを使用可能にする変更も含まれる。詳細はパッチノートを確認してほしい。