『ロックマン』が初のハリウッド実写映画化。配給会社は20世紀フォックスで、プロデューサーを務めるのは「HEROES」のマシ・オカ氏


カプコンは本日10月4日、同社IPの『ロックマン』を、ハリウッド実写映画化することを発表した。タイトルは「MEGAMAN(仮称)」で、公開予定日は未定。同映画では、長年親しまれてきた「ロックマン」の世界観を踏襲した上で、ハリウッド作品としてのエンタテインメントや壮大な演出により、ゲームファンのみならずアクション映画ファンまで、幅広い世代が楽しめる作品を目指すという。

配給会社は20世紀フォックスで、制作は「猿の惑星: 聖戦記」や「ドリーム(2016)」「グレイテスト・ショーマン」を手がけてきたChernin Entertainmentが担当。監督と脚本は、「パラノーマル・アクティビティ」の第三作目と四作目を手がけてきたAriel Schulman氏とHenry Joost氏。プロデューサーは「HEROES」で活躍したマシ・オカこと岡政偉氏が務める。

カプコンは、近年「ワンコンテンツ・マルチユース戦略」を掲げており、自社で保有する豊富なゲームコンテンツの多面展開を推進し、更なる収益機会の創出やコンテンツ価値の最大化を図る動きを強めている。すでに『バイオハザード』シリーズはマルチメディア展開を成功させているほか、今年の7月には『モンスターハンター』のオリジナルCG作品「モンスターハンター:レジェンド・オブ・ザ・ギルド」を発表。アメリカのスタジオPure Imagination Studiosと協働して製作を進めるとしている。

『ロックマン』シリーズについても、北米にて8月からカートゥーンアニメ「Mega Man: Fully Charged」が放映されている。そして、本日10月4日にシリーズ最新作『ロックマン11 運命の歯車!!』を、PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch/PC向けに発売している。今回のハリウッド映画の告知は、ゲームをプロモーションする意味合いが強いだろう。ひとつひとつのIPに重きを置き、展開を続けるカプコンの、さらなる試みはしばらく続きそうだ。