実写サウンドノベル『428 封鎖された渋谷で』PS4/Steam版は海外向けに2018年夏に発売。日本版については別途発表予定


スパイク・チュンソフトの米国子会社Spike Chunsoftは、発売予定の海外向けタイトル4作品の情報を、プレスリリースを通じて公開した。これらの情報は先日開催されたGDC 2018にて公開されたもの。『PixelJunk Monsters 2』の発表や『ダンガンロンパ』スタッフが手がける『ザンキゼロ』、『STEINS;GATE ELITE』の海外展開なども発表された。さらに以前より発表されていたPS4/Steam版『428 封鎖された渋谷で』についても、2018年夏に海外向けに発売されることが発表されている。

『428 封鎖された渋谷で』は2008年にWii向けにリリースされたサウンドノベル。チュンソフトの『街』以来となるザッピングシステムを搭載したタイトルだ。プレイヤーは新米刑事の加納慎也など複数のキャラクターを操作し、渋谷で発生した誘拐事件の謎を追っていく。複数のキャラクターの物語が複雑に絡み合い、最終的にひとつの結末に結びつく巧みなプロットは健在で、国内では『街』に続く高評価を受けた。後にPS3/PSP版やiOS/Android版も配信されている。怒涛の盛り上がりを見せるシナリオだけでなく、バッドエンディングの豊富さもまた本作の魅力である。

『428 封鎖された渋谷で』は、Steamストアこそ用意されているものの日本語ページにはアクセスできない。Steam版の国内発売を危ぶむ声もあったが、スパイク・チュンソフトはプレスリリースにて日本版については別途発表するとしているので、日本向けにも発売されると考えてよさそうだ。高い人気を誇る作品であるので、続報が待たれるところだろう。