中世日本オープンワールド『ゴースト オブ ツシマ』日本の風景を美しく描く新たなコンセプトアート3枚が公開

 

Sucker Punch Productionsは、現地時間12月9日に開催された「PlayStation Experience 2017(PSX)」のパネルセッションにて公開した『Ghost of Tsuhima(ゴースト オブ ツシマ)』の新たなコンセプトアート3枚を、あらためてTwitterにて投稿した。『ゴースト オブ ツシマ』は同スタジオが手がける、蒙古襲来を題材にした侍オープンワールドゲームだ。

一枚目は、袴を着た侍が陸から離島を見渡す絵だ。島の頂上には社が存在しており、島をつなぐ橋は壊されている。何か戦いがあったのだろうか。二枚目は、ユリらしき美しい白い花が咲き乱れている村にて、甲冑を着た侍が佇む絵。竹らしき植物やツルなども確認できる。三枚目は、馬を連れた弓矢を背負った人物が川の付近に立ち、五重塔を思わせる建築物をながめる絵。繊細なタッチにより光の表現が巧みに演出されている。この三枚目の絵については、すでに公開されている画像とかなり近い構図だ。どの画像も美しいだけでなく、日本の文化をしっかりと研究していることがわかる。人物の衣装や周囲の環境など、どの点をとっても「日本」を強く感じさせるだろう。

PSXのパネルセッションでは、発売元であるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のスタッフとSucker Punch開発メンバーが、2度対馬を訪れロケーション・ハンティングしていたことを明かしている(関連記事)。実際の対馬をそっくりそのまま再現したものではないものの、大量の資料を参照しながらSIEのサポートによって「勘違い日本」にならない世界作りを進めているようだ。

同イベントでは、ゲーム内容に関して小さなヒントもいくつか飛び出していた。SIEワールドワイド・スタジオのプレジデントである吉田修平氏によると、『ゴースト オブ ツシマ』のゲームマップはSucker Punch史上最大のマップになるといい、同スタジオの最新作『inFAMOUS Second Son』によりもずっと大きくなるという。『inFAMOUS』はシリーズを通じて広大なマップを特色としているが、それよりも大きなサイズになるという点では、あらためて本作の野心を感じさせるだろう。