『セインツ・ロウ』開発元のVolitionでレイオフが実施か。新作『Agents of Mayhem』の不振が影響と報道

 

海外メディアKotakuは、Volitionにて200名いるスタッフのうち30名のレイオフが実施されたことを報じている。Kotakuが独自に入手した情報によると、新作『Agents of Mayhem』の不振が原因であるようだ。親会社であるDeep Silverは同作のセールスに満足しておらず、今回のレイオフの実施につながったとのこと。

Volitionは1996年にアメリカにて設立されたスタジオで、『Red Faction』シリーズや『セインツ・ロウ』シリーズをこの世に生み出してきた。2000年にTHQに買収されたのち、THQが倒産した後は『セインツ・ロウ』のフランチャイズ権とともにKoch Mediaに買われ、同社のビデオゲームレーベルDeep Silverをパブリッシャーとし『Saints Row: Gat Out of Hell』や『Agents of Mayhem』を発売している。

『Agents of Mayhem』は『セインツ・ロウ』のエッセンスを取り入れつつ発売された大型タイトルであるが、MetacriticやSteamレビューでの評価はあまり芳しくない。売り上げの方もUKチャートでの伸び悩みが報じられており、SteamspyのデータではSteam版の所有者は約3万人であるなど、同社のこれまで手がけてきた人気フランチャイズほどは受け入れられていない。