廃墟テーマパーク・サバイバルホラー『Crow Country』5月10日配信へ。『バイオハザード』などPS1作品から影響受ける、こだわりのレトロ演出導入

 

デベロッパーのSFB Gamesは3月14日、サバイバルホラーゲーム『Crow Country』を5月9日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5。Steamストアページによると、日本では時差の関係で5月10日配信となるようだ。

『Crow Country』は、廃墟のテーマパークを舞台にするサバイバルホラーゲームだ。その小さなテーマパーク「クロウ・カントリー」はジョージア州アトランタの郊外に存在したが、オーナーであるエドワード・クロウによって閉鎖され、彼は消息を絶った。それから2年が経った1990年、マーラ・フォレストという謎めいた若い女性が、エドワードを探すためとして、廃墟と化したテーマパークに足を踏み入れる。

本作にてプレイヤーは、パズルや謎解きをこなしながら、新たなエリアをアンロックしたり、来た道を引き返したりしてテーマパークを探索。道中では、謎のモンスターに襲われることもあり、武器で応戦しなければならない。そうしてゲームを進め、このテーマパークやエドワードに関する謎を追うなかでは、「人間の無謀な貪欲さと、許されざる罪」をテーマにした物語が展開されるという。

また、本作にはバトル要素のない「探検モード」も収録される。敵に襲われる心配をせずに、不気味な雰囲気をもつテーマパークの探索と物語を楽しむことができる。


本作の開発元SFB Gamesは、『いっしょにチョキッと スニッパーズ』や『Tangle Tower』などの人気作を手がけたことで知られるイギリスのインディースタジオ。クリエイティブディレクターのAdam Vian氏によると、本作『Crow Country』は、『バイオハザード』や『ファイナルファンタジー7』といった初代PlayStation世代の作品から影響を受けて制作されているという。

独特のレトロな雰囲気をもつ3Dグラフィックはそうした影響のひとつで、現代の作品らしくカメラを自由に動かすことができるが、PS1当時のプリレンダリングの背景を彷彿とさせるようデザインされているという。また操作方法に関しても現代的なスタイルに加え、いわゆるラジコン操作が選択可能となる。

このほか、タイプライターなど特定の場所でセーブできる当時の作品での要素は、本作では暖炉の前でくつろぐかたちで表現。またインベントリ画面では、『バイオハザード』風に主人公の健康状態が表示されるそうだ。

『Crow Country』は、PC(Steam)/PS5向けに5月10日に国内配信予定だ。また、各プラットフォームでは体験版が現在配信中である。