傑作謎解きゲームリマスター『Submachine: Legacy』Steam向けに発表。新たな謎を追加、シリーズ作品を全収録して蘇る

 

個人開発者のMateusz Skutnik氏は8月7日、『Submachine: Legacy』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2023年秋に発売予定だ。

『Submachine: Legacy』はポイント&クリックアドベンチャーゲームだ。本作においてプレイヤーは記憶喪失の主人公となる。そしてチャプターごとに地下室や研究所など、不気味で奇妙な場所で目を覚ます。そこから脱出するために、ポイント&クリック形式で周囲を探索。アイテムを見つけパズルを解きながら、先へと進んでいくのだ。

『Submachine: Legacy』はFlash製の脱出ゲームシリーズ『Submachine』をもとにしていたリマスター作品だ。シリーズ1作目が2005年に配信されてから、メインストーリーを描いた計10作品がブラウザ向けフリーゲームとしてリリースされてきた。本作は同シリーズ作品をすべて収録した完全リマスター版となるかたちだ。なお番外編となる3作品『Submachine: Zero』・『Submachine: FLF』・『Submachine: 32 Chambers』も本作に収録される。それぞれの作品が章分けされ、本作は計13チャプターの構成となるようだ。また本作には新たなパズルや謎、探索場所が追加要素として導入されるとのこと。


本作を手がけるMateusz Skutnik氏は、これまでにも多くのポイント&クリックアドベンチャーをリリースしてきた個人開発者だ。Adobe Flashを用いて15年間ゲーム制作活動を続け、『Submachine』や『Daymare Town』シリーズなどをリリース。Game*Sparkによる同氏へのインタビューによると、Flashのサポート終了が決定した後は、Steam向けにゲーム開発を進めてきたそうだ。そして4年の制作期間を経て、Steam向けにアドベンチャーパズル『Slice of Sea』をリリースした。同作は本稿執筆時点のユーザーレビューで、345件中94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。特徴的な手描きのビジュアルや、歯ごたえのあるパズル要素などが評価されているようだ。

開発体制の移行に合わせて、本作『Submachine: Legacy』もリマスターとしてSteam向けに新たにリリースされるかたちなのだろう。往年の傑作『Submachine』シリーズのSteamでの復活を楽しみにしておこう。

『Submachine: Legacy』は、PC(Steam)向けに2023年秋発売予定だ。