パブリッシャーのNeon Doctrineは5月15日、Tanuki Game Studioが手がけるアクション・アドベンチャーゲーム『The Library of Babel』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|Sで、2022年内に配信予定。
『The Library of Babel』は、作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスの短編小説「バベルの図書館」や、浦沢直樹氏の漫画「PLUTO」、映画「地獄の黙示録」から影響を受け開発中のアクション・アドベンチャーゲームだ。舞台となるのは、人類が絶滅してから2万年が経過した世界。そこには、高度なロボットによる秩序正しい社会が築かれていた。
ロボットたちは、自らの創造者についてはほとんど何も知らないという。そんななか、過去や現在に書かれた書物はもとより、さらに未来に書かれるすべての書物が保管されているという図書館が発見され、ロボット社会に混乱をもたらすこととなる。
本作の主人公は、バビロンと呼ばれる街で発生した事件の調査をおこなっているルドヴィクだ。誰かが殺害されたことを受けて、彼はその犯人を追う任務に就いているようだ。ただその過程で何らかの緊急事態が発生し、彼は数多くの危険にさらされることになるという。
本作にてプレイヤーはルドヴィクを操作し、広大なジャングルや廃墟と化した神殿などのステージを進んでいく。足場を飛び越えたりトラップを回避したりなどのプラットフォームアクションが、ゲームプレイの大きな要素のひとつとなるようだ。またステージには、さまざまな種類の機械生命体が登場。敵に対しては直接戦うよりも、ステルスプレイによってやり過ごすことが中心となる。
本作では、インベントリを管理し、保有するアイテムを状況に合わせて上手く使うことが重要になるようだ。トレイラーでは、敵と遭遇した場面にて、段ボール箱を選択して身を隠している様子が確認できる。また、2種類のアイテムを組み合わせる機能も用意されており、フックとヨーヨーの紐を組み合わせて新たなアイテムを作成している。
ロボット社会にて混乱を引き起こすこととなった図書館は、現在は閉鎖された状態にある様子。ルドヴィクは事件の調査をおこなうなかで、なぜ閉鎖されることとなったのか、その謎についても解明していくことになるという。本作は陰謀や永遠をテーマにしており、哲学的で物悲しい物語を体験できるとのことだ。なお、本作開発元Tanuki Game Studioは、名前は日本風ながらスペイン・バルセロナを拠点としている。
『The Library of Babel』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに2022年内に配信予定だ。