時間巻き戻し一人称視点パズル『The Entropy Centre』正式発表。荒廃した月面施設で時間を操作し、道を切り開け

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デベロッパーのStubby Gamesは10月2日、一人称視点パズルADV『The Entropy Centre』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2022年の発売を予定している。 
 

 
『The Entropy Centre』は、時間を巻き戻せる光線銃を用いる、一人称視点のパズルアドベンチャーゲームだ。主人公はAlya Adams。彼女は月面にて目を覚まし、打ち捨てられた施設をさまようこととなる。AIのコンパニオンであるAstraとともに、「Handheld Entropy Device(手持ちエントロピー装置)」を駆使して探索を進めるのだ。Handheld Entropy Deviceを使い物体に光線を照射することで、その物体の「時間」を巻き戻すことができる。プレイヤーは時間操作を使いこなしながら、さまざまなパズルを解いて施設の謎を解き明かすこととなる。 

トレイラーでは、Handheld Entropy Deviceを使ったさまざまな仕掛けを確認可能だ。Alyaが迷い込んだ施設は荒廃しており、あちこちで老朽化が進んでいる。場所によっては、突然棚が崩落して道を塞ぐといったトラブルも起きるようだ。こうした場合、Handheld Entropy Deviceを利用して道を開くことができる。崩れてきた棚に光線を照射すると、たちまち時間を逆行して形を取り戻し、障害物も落下してこない。結果的に通路は阻まれずに済む。Handheld Entropy Deviceはパズルに利用することもできる。ロックされたドアの脇に配電盤をはめ込み、光線を照射すると、故障した配電盤を直して通電させることが可能。ドアを開けて通行できるようになるのだ。 
 

 
このほか、上から崩落してきた建物の一部を巻き戻して身を守るなど、とっさの行動にも時間逆行を役立てることができるようだ。また施設にはキューブ状のオブジェクトが数多く存在し、これを利用して解くパズルも存在する模様。時間を利用したギミックなど、数々の仕掛けが待ち受けていそうだ。トレイラーでは赤褐色に光を放つ地球のような惑星も映し出されており、朽ち果てた施設に秘められた謎も気になるところだ。 

『The Entropy Centre』を開発するStubby Gamesは、英国ロンドンに拠点をおくインディースタジオ。スタジオの開発者Daniel Stubbington氏によれば、本作はもともと海外掲示板Redditにて初期段階のビルドの短い映像を投稿していたという。多数のポジティブな反響を受け取った結果、フルゲームとしての開発に舵を切った経緯があるそうだ。すでに18か月の制作期間を経ており、来年のリリースを目指しているとのこと。
  

 
『The Entropy Centre』は2022年、PC(Steam)向けにリリース予定だ。 

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