『あつまれ どうぶつの森(あつ森)』4月になってできるようになること


2度目の4月を迎えた『あつまれ どうぶつの森』。満開の桜が見られる北半球。虫の音が聞こえ始めた南半球。それぞれのエリアで季節に沿った景観やイベントが楽しめる。また大型イベントやシーズンアイテムには、1年目には体験できなかった新要素も追加されている。本稿では、4月に入って島に訪れた変化や月内に楽しめる季節イベントなどを紹介していきたい。

北半球はチョウチョで華やかに、南半球は小さな音楽家が健在


まずは4月に入って変化した生き物のラインナップを見ていこう。北半球には先月に引き続き、暖かな気候に誘われた数多くの虫が生息している。その中でも特に種類が豊富なのは蝶類だ。3月から姿を見せているアゲハチョウやモルフォチョウなどに加えて、4月からはミイロタテハやアオスジアゲハが登場した。

これら多くの蝶類を捕獲することで、とある美しい景色が見られる。それは博物館の噴水広場だ。中央には大型の噴水が設置され、周囲には色とりどりの植物がオシャレにガーデニングされている。博物館の広場上空には、捕獲したたくさんの蝶が現れる。ひらひらと舞う蝶がアクセントとなって、うっとりするほどのフォトジェニックな空間が生まれるのだ。蝶類の図鑑は埋めたものの博物館はじっくり見ていないという方は、ぜひ1度足を運んでみてほしい。


一方の南半球はというと、イセエビやイエローパーチなどが出現し始めるものの、ラインナップの変化はちょっぴり寂しげ。とはいえ、引き続きコオロギやスズムシの音色が聞こえる秋の風物詩が楽しめる。ちなみに1日中桟橋で釣れるロウニンアジとシイラは、4月を過ぎるとしばらく見られなくなる。どちらもめずらしい魚なので、釣りの際は大量のまきエサを準備しておきたい。

北半球に桜の花びら舞う


次に季節イベントを見ていこう。北半球は4月1日から桜が満開に。島中を「さくらのはなびら」がヒラヒラと舞い始める。花びらは虫あみを使って集められる。集めた桜の花びらは「桜家具」シリーズのDIYの材料となるのだ。DIYレシピは全部で14種類。レシピのひとつであるお花見にぴったりな「おはなみセット」は島内放送を介して獲得できる。その他のレシピは風船から入手可能だ。

桜家具シリーズのラインナップには、「さくらのじゅうたん」「いしのみずうけ〜さくら〜」といった春の風情を感じられるものが並んでいる。なかには「さくらのかさ」「さくらクロック」といった、花びらの形をした可愛らしいアイテムも。これらで島に春ならではの彩りを添えたいものだ。桜イベントは4月10日まで開催されている。


北半球・南半球の共通イベントとしては、釣り大会が開催される。開催日は4月11日。開催日までにアサリを拾って「サカナのまきエサ」を準備しておこう。友人と時間の合う方は大勢で釣りをするのも楽しそうだ。おまけに協力ボーナスも付いてくる。

なお先月から引き続き、北半球では「はるのわかたけ」イベント、南半球では「木の実拾い」イベントも楽しめる(関連記事)。まだレシピが集まっていないという方は根気よく風船を割るべし。


新要素も加わったイースターイベントが開催


そして北半球・南半球共通の大型季節イベントとなるのが、2度目のイースターだ。今年のメインイベントの開催日は4月4日。前週となる3月28日からはプレイベントが開催されている。このプレイベントには、前年とは異なる新要素も加わっている。


プレイベントでは、島のあちこちに隠されたたまごを探していく。たまご集めについては前年と同じ内容のようだ。集めるたまごは全6種類。たまごの種類ごとに入手方法が異なる。種類別の入手方法は下記のとおり。

サカナのたまご…川・海で釣りをする
いわのたまご…スコップで岩を叩く
そらとぶたまご…島の上空を飛ぶカラフルな風船を割る
ウッディなたまご…オノで木を叩く
はっぱのたまご…たまごが成った広葉樹を揺らす
じめんのたまご…地面にできた星形の亀裂をスコップで掘る

集めたたまごは「イースター家具」シリーズのDIY材料となる。DIYレシピの集め方は多岐にわたる。イベント主催者であるぴょんたろうから入手。島を漂うカラフルな風船を割る。浜辺のカラフルなメッセージボトルを拾う。住民に教えてもらうなど、バリエーション豊か。そして、たまごを集めた時にもレシピをひらめくこともある。

すべてのDIY家具を作成すると、メインイベントの開催日にぴょんたろうからごほうびが貰える。今回はじめてイベントに参加するという方は、4月4日までにコツコツとたまごを集め、DIY家具の作成に励んでほしい。なお、たまごを集めた際にひらめく“衣装に関するレシピ”は、ごほうびを貰う条件には含まれていない。留意しておこう。


プレイベントの新要素としては、タヌキ商店に新たなイースター家具が入荷するようになった。追加された家具は「イースターなガーデンフラッグ」「イースターなおかし」「イースターなツリー」「イースターなプランター」「イースターなトピアリー」の5種類。これらのアイテムが日替わりで入荷される。一度入手すればカタログに登録され、たぬきショッピングからいつでも注文できる。たくさんのイースター家具で島を賑やかに飾ってほしい。


さて、気になる本年のメインイベントについても紹介したいところだが、2年目にどのような内容になっているかは不明だ。というのも今年は前年とは異なり、本体の時間操作によってイベントを先取りできなくなっている。昨今の大型季節イベントのように、ネタバレに配慮されたうえでの開催となるのだ。

任天堂の公式ページでは、前年のイースターイベントで入手できたアイテムはすべて入手できると説明されている。プレイベント時のぴょんたろうの台詞からも、メインイベントに前年と同じごほうびが用意されていることは明らかだ。しかしながら、プレイベントに新要素が用意されていたことを踏まえると、メインイベント当日にも何かしらの変化が加えられている可能性も考えられる。プレイベント初日、前年にレシピを入手済みのプレイヤーに対して、ぴょんたろうがレシピの代わりに「サカナのたまご」をプレゼントしてくれたという点も少々気にかかるところだ。もしかすると、たまごを利用した新たなレシピが登場するのかもしれない。前年イベントを網羅したプレイヤーも、念のために貰ったたまごは保管しておくといいだろう。

4月には多数のシーズンアイテムが登場


最後にたぬきショッピングで販売されるシーズンアイテムを紹介しよう。4月1日のエイプリルフール向けには「ブーブークッション」が用意されている。3月26日から赤・緑・黄色の3色が日替わりで並んでいたのだが、オーダーできるのは本日4月1日まで。色違いのものを望む場合はフレンドに声をかけてみよう。

ちなみにこのブーブークッションは、現実のものと同様に座るとおならのような音が鳴るのだが、その音のバリエーションが豊かで面白い。筆者が確認した限りでは「ブッ」「バッ」「ブー」「ビー」「ブゥゥゥ」という5種類の音が鳴るようだ。島の外に置いておくと、住民が座った際も音が鳴る。気になる方は実際に仕掛けてみよう。


また4月1日からは「プロムなたすき」「プロムのゆか」「プロムのかべ」もオーダーできる。このアイテムは、主にアメリカやイギリスなどで高校卒業前に開かれるダンスパーティ「プロム」にちなんだもの。プロムなたすきは全7色が日替わりで並ぶ。対象期間は4月30日まで。

また期間中は、エイブルシスターズにもプロムをイメージした大量のアイテムが日替わりで販売される。被り物は「プロムなクラウン(2色)」「プロムなティアラ(2色)」の2種類。眼鏡が「マスカレードなマスク(2色)」「ぶとうかいのかめん(2色)」の2種類。服は「カラータキシード(8色)」「スリップドレス(6色)」「スパンコールのワンピース(8色)」「バブルドレス(8色)」の4種類。そして靴には「ダンスシューズ(8色)」が用意されている。これらアイテムの販売期間も4月30日まで。毎日お店をチェックしておきたい。

ほかにも、4月1日~4月10日までの期間中には、韓国の「植木の日」にちなんだアイテム「レンギョウ」が注文可能に。4月15日~4月22日まではアースデーにちなんだ「かっこいいちきゅうぎ」がオーダーできる。さまざまなアイテムで島を彩ってほしい。

ちなみにアースデーについては、前年にたぬきマイレージ+が特別仕様になる期間限定キャンペーンが開催された。内容としてはコスモスの種を植えるなど、植物に関する活動をすることでマイルが貯まりやすくなるというものだった。このアースデーイベントが本年もおこなわれるのかどうかは未定である。


以上のように、4月ならではのイベントやアイテムが設けられた『あつまれ どうぶつの森』。次回の大型アップデートの日程も気になるところだが、現時点では告知されていない。前年の5月には「メーデーりょこうけん」で訪れた離島で、とあるキャラに会えるメーデーイベントが実施されていた。加えてシーズンアイテムが4月末分まで実装されていることから、次回のアップデートは5月付近に予定されているのかもしれない。4月ならではの無人島ライフを楽しみながら、続報を待とう。