オープンワールドサバイバル『Far Fetched』発表。霧に包まれた塔でひとり、「カブ」を炉にくべて命をつなぐ


CreativeForge Games/PlayWay S.A.は9月28日、オープンワールドサバイバルゲーム『Far Fetched』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、リリース予定時期は今のところ明かされていない。


本作は霧に包まれた世界でのサバイバルを描くオープンワールドゲームだ。プレイヤーは未知の世界に迷い込んだエンジニアのLatoとして、知恵を尽くして生き残ることを目指す。生存の鍵となるのはTraveling Nodeと呼ばれる彼の拠点だ。崩れかけた廃墟のような小さな塔で、上階には「かまど」らしき設備がしつらえられている。ここに燃料をくべることで炉が焚かれ、吹き出る煙がドームとなって有害な霧から守ってくれるのだ。当然ながら燃やし続ければいずれ燃料は尽きてしまう。身を守るためにはときどき危険を冒して外の世界へ出る必要があるのだ。

燃料とはすなわち野菜の「カブ」である。Latoは地面に埋まった根菜を掘り出し持ち帰ることで安全を確保することができる。Traveling Nodeのそばでも小さなカブを収穫することが可能だが、もちろん大きな獲物をゲットするに越したことはない。少し離れた霧の中に光るターゲットを見つけたらすかさず確保に向かおう。チューインガム状のシャボンを防護ヘルムにすることで一時的に霧の中を進むことが可能だ。ただし霧を払っても外部には危険な生物がうろついている。そしてカブが大きければそれだけ運搬も困難になるだろう。シャボンは時間が経つと割れてしまうため迅速な行動が肝となる。


拠点は素材を集めることで拡張することができ、より生存の確率を高めることができる。トレイラーでは確認できないものの、この世界には友好的な存在も住んでいるようだ。彼らとの関係を結ぶことでよりサバイバルに役立つ恩恵を得られるだろう。また昼夜の概念が存在しており、日が沈んでからはいっそう身の安全に注意しなくてはならないという。開発を手がけるポーランドのスタジオkiwi pastaはMaria氏とMichał Przekop氏からなるインディーゲームユニット。本作が初のリリースタイトルとなり、トゥーンシェード風の独自のアートワークが光るユニークな作品となりそうだ。

『Far Fetched』はPC(Steam)向けにリリース予定。発売時期は今のところ未定だ。