『ポケモンGO』コミュニティが、レイドや孵化における「確率」開示をNianticに要求。非ガチャでも、運が絡めばルートボックス

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モバイル向けの人気位置情報ゲームアプリ『Pokémon GO』(以下、ポケモンGO)の運営に関して、現在海外にて署名活動がおこなわれている。本作にはルートボックス(ガチャ)要素が存在するため、それについての入手確立をプレイヤーに公表すべきだと、運営元のNianticに求める内容だ。海外メディアNintendo Lifeなどが報じている。

Image Credit: The Silph Road

その署名活動は、Redditの『ポケモンGO』コミュニティが中心となっておこなわれている。8月初旬に開催された「ドラゴンウィーク」イベント中にタマゴから入手できるよう用意されていた色違いの「モノズ」について、その孵化確率をファンサイトThe Silph Roadが調査したことがきっかけだったようだ。同サイトでは、イベント期間中に毎日孵化を試み計1123回実施。モノズ(Deino)が孵化する確率は、最初の3日間は1%以下で、それ以降は3%ほどに上昇していたと結論づけた。

イベント前半の孵化確率の低さや、そうした噂が広まった後のイベント後半に確率が高まったのではという声は国内外のプレイヤーから出ており、この調査は一定の精度にて裏付けた形。そうした孵化確率の不透明さに、今回コミュニティが声を上げたというわけだ。


署名活動は、オンライン署名サイトiPetitionsにて実施中。コミュニティが本作の運営元Nianticに求めているのは、どのポケモンがどのタイプのタマゴから孵化するのか、それぞれの確率と共に開示すること。さらに、レイドバトルにてどのようなアイテムが報酬としてもらえるのか、またルアーモジュールやおこう(お香)にてどのようなポケモンを呼び寄せることができるのかについても、それぞれの確率と共に開示するよう求めている。

こうした開示要求の根拠としては、『ポケモンGO』が配信されているiOSのApp Storeや、AndroidのGoogle Playのガイドラインが示されている。App Storeでは「ルートボックスなどの方法でバーチャルアイテムをランダムに購入できるAppでは、各種アイテムの入手確率を明記して、ユーザーが購入前に確認できるようにしてください」と記載。Google Playでも「仮想アイテムをランダムに受け取る購入メカニズム(いわゆる「ルートボックス(ガチャ)」)をアプリで提供する場合は、アイテムを取得できる確率を購入前に明確に開示する必要があります」と同様の内容となっており、Appleは2018年1月から、Googleは2019年5月からメーカーに開示を義務付けている。

Niantichは、各イベントにて出現する可能性のあるポケモンや、そのタマゴの種類について事前に公表しているが、孵化確率については明らかにしていない。『ポケモンGO』にて入手したタマゴの中身はプレイヤーは判別できないが、タマゴを入手するにあたってはお金はかからず、孵化も無料でおこなえる。ただ、有料のふかそうち(孵化装置)を使うと、より多くのタマゴの孵化をこなせる。こうした仕組みをルートボックスとみなすべきかどうかは、議論の分かれるところかもしれない。

冒頭で述べたように、署名活動をおこなっているコミュニティは、『ポケモンGO』のタマゴなどについてはルートボックスであると主張。そのため、NianticはAppleやGoogleが定めたガイドラインに従って、各入手確率を開示しなければならないという論理だ。

iPetitionsでの署名活動には、本稿執筆時点で約1700件の署名が集まっている。またコミュニティは、Nianticに対し各種確率を開示するよう直接求め、またAppleとGoogleにもガイドライン違反であると報告するよう呼びかけている。果たしてNianticは彼らの要求を飲み、透明性を高めるよう舵を切ることになるのか、今後の動向が注目される。

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