20世紀フォックスのゲーム部門が、インディーゲームの開発支援に乗り出す。第1弾は『Etherborn』重力の方向を変えて進むパズルACT

20th Century Fox(20世紀フォックス)のゲーム開発・販売部門FoxNext Gamesは2月7日、インディーゲームに開発費を出資するファンドを設立したと発表。海外メディアGamesIndustry.Bizなどが報じている。

FoxNext Gamesの外部開発担当幹部TQ Jefferson氏は、ゲーム開発に情熱を注ぐクリエイターを抱える同社としては、革新や実験に取り組み、またクリエイティブ面に関して多少のリスクを厭わない、こうした志を同じくする開発者を探し求めてきたと述べる。そしてそうした開発者と提携し、開発中の作品を最高のものに仕上げるために必要なサポートを提供して、可能な限り幅広い人々に届けることを目指しているとのこと。今回の発表の中では、最初の支援先としてスペインのインディースタジオAltered Matterが紹介されている。

Altered Matterは、神秘的な世界を舞台にする探索型パズルアクションゲーム『Etherborn』を現在開発中だ。主人公は、この世界に生まれたばかりの“声を持たない存在”。謎めいた声に導かれるようにして、世界のどこかで待つ対となる“体を持たない声”を探し求め、自らの存在を完全に理解しようと旅をおこなう。

本作は、世界を駆け足場を飛び越えて出口を探す、ステージクリア型の3Dアクションとなる。ユニークなのは、スロープのように曲面で繋がった床から壁へと歩いて行くことができ、それに従って重力の方向も変わること。つまり、今まで壁だった面が床となる。ステージは立体的かつ複雑な構成になっており、重力の方向を変えては歩みを進め、時には下の足場へ飛び降りたりしながら、ステージのあらゆる面を探索することになるだろう。

ステージ内には、必要な足場などを動かすためのスイッチが配置されており、これを起動させるには特定のアイテムを探してこないといけない。アイテムは、プレイヤーを導く道標のような形で分かりやすく配置されている場合もあれば、どこかに隠されている場合もある。いざ発見できたとしても、その場所にたどり着くためには、重力の方向を変えながらどういったルートを辿れば良いのか頭を悩ませる。また、アイテムはスイッチから取り外して、別のスイッチを起動するために使用することも可能。アイテムの総数に対してスイッチの方が多いステージでは、先に進むためにはどのようにやりくりすれば良いのか考える必要がある。

『Etherborn』は、昨年ゲーム専門クラウドファンディングサイトFigにて開発資金の獲得に成功していたタイトルだ。開発元のAltered Matterは、今回のFoxNext Gamesとの提携によって本作をより素晴らしい作品へと高めることができると、同社のサポートへの感謝の言葉を綴っている。FoxNext Gamesはどういった基準をもって支援先を選んでいるのかは分からないが、クラウドファンディングに成功しているということは有望な作品として一定の目安になるだろう。これから同社は、そういった作品へのサポートを通じてインディーゲーム界隈における存在感を増していくことになるのかもしれない。

なお『Etherborn』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One向けに、2019年春発売予定だ。日本語字幕に対応することも決まっているが、コンソール版の国内発売については現時点では不明である。

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