幻想空間球体クリッカー『Idle Sphere』Steamにて無料で配信開始。天文学的な爆発増殖を繰り返す球体を、3Dで堪能するチルな放置系ゲーム

Idle Systemは11月18日、球体放置系ゲーム『Idle Sphere』をリリースした。基本プレイ無料で配信されており、延々と増える球体の数のインフレーションを楽しむ作品となっている。

Idle Systemは11月18日、球体放置系ゲーム『Idle Sphere』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。基本プレイ無料で配信されており、アイテム課金方式が採用されている。Steamでの配信に先駆けて、iOS/Androidでも配信されている。

『Idle Sphere』はいわゆる放置系クリッカーゲームだ。本作では球体がどんどんと増えていき、クリックで増える球体の他、時間経過で増える球体が複数種類存在している。また進捗状況を一部リセットし、恒久的なアップグレードを解放するいわゆるプレステージシステムも搭載。延々と増える球体の数のインフレーションを楽しむ作品となっている。

本作の特徴としては、球体が織りなす星系のような幻想的なグラフィックと、膨大なアップグレードの数にある。球体の種類を増やすものや、その生産効率を向上させるもの、カオティックと呼ばれるランダムなアップグレードに加え、チャレンジ要素や“バトル”要素などさまざま。放置して球体を増やすだけというシンプルさがありながらも奥深い内容となっている。

画面はマウススクロールで自由にズームイン・アウトが可能。生み出される球体は膨大な数になり、放置するだけで宇宙空間を彷彿とさせるようなスケールの大きい幻想的なパノラマが展開されていく。

なおゲームを起動していない間も自動的にオフライン時間が加算される仕組みとなっている。加算された時間はゲーム起動時にタイムブースターとして使用可能。その分の時間を加速させることができる。またオンラインでのランキングシステムも存在しており、他のプレイヤーと順位を争うことも可能だ。

本作は早期アクセス配信中となっており、期間は3か月を想定している。プレイヤーからのフィードバック反映や、マルチプレイ/ランキングシステム/透過ウィンドウモードなどの技術開発検証を目的としているようだ。現在配信中のバージョンでは、実験的なランキングシステムが実装済。正式リリースに向けては、前述のような要素が実装され、本作のコア要素も拡張されていくとのこと。なお正式リリースで異なる価格を設定するつもりはないとのことで、以降も基本プレイ無料タイトルとして提供される見込み。

本作を手がけるIdle Systemは、過去にも同様の放置系ゲーム『Idle Spiral』を手がけている。螺旋と数学をテーマにした作品であり、こちらも基本無料のゲーム内課金方式で配信されている。同作のSteamユーザーレビューは本稿執筆時点で約1660件中81%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得しており、シンプルながらも加算と乗算を重ねて天文学的単位に跳ね上がっていく螺旋や、幾何学的に生み出される模様の美しさなどが好評を博している。

『Idle Sphere』はそんな、放置系ゲームに定評のあるスタジオの新作として打ち出されるかたちとなっている。同作は18日のリリース以降、すでに3度のアップデートが入っており、精力的に開発が行われている様子もうかがえる。幻想的な球体の織り成す空間に興味のある方は、本作をダウンロードしてみるとよいかもしれない。

『Idle Sphere』はPC(Steam)/iOS/Androidにて無料配信中。

Jun Namba
Jun Namba

埼玉生まれBioWare育ちです。悪そうなやつはだいたいおま国でした。RPG全般が好きですが、下手の横好きでいろいろなジャンルに手を出しています。

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