『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』コミュニティにて“コロ虐”なる不穏活動が確認される。善意のつもりがうっかり非道行為

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ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』コミュニティの一部にて、“コロ虐”なる活動が確認されている。プレイヤーたちが善意でコログを助けているつもりが、とんでもない結果を引き起こすこともあるとして、笑いを誘っている。


『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、Nintendo Switch向けに発売中のアクションアドベンチャーだ。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編にあたる。新作においては、ハイラルの地が突如として天変地異に見舞われる。城は宙へと浮かび上がり、空からは謎の遺跡群が降り注ぐ。大地と大空が広がった世界にて、“右手”に力を宿したリンクがハイラルの異変に立ち向かう。

本作では、前作に続きコログが登場。フィールドの各所にてコログがおり、彼らを助けることでコログの実が手に入る。そして今作からは、「コログの運搬クエスト」が新たに導入された。はぐれたコログを、仲間のもとへ運ぶことで彼らを助けるのだ。基本的には“どのような手段を使って”も、運びさえすればいい。それゆえに、型破りな運搬方法が編み出されているのだ。


もっともポピュラーなのが、“引きずり回し”。コログを道具にひっつけて、それを馬で引っ張る。乗り物に乗せているようにも見えるし、あるいは引きずり回しているように見える。磔にしながら運ぶようなケースも確認されている。


コログは基本的に物と接着できる。それゆえに、かなりやりたい放題。引きずり回しなどはマシな方だ。なぜなら、コログを運ぼうとして失敗するケースが多数目撃されているのだ。

コログを引っ掛け器具につけて、そのまま落ちるケース。飛ぶデバイスに乗せ羽ばたかせ、そのまま落下するケース。あるいは、飛翔後に雷を受けるケース。とにかくコログはいろんなところに飛ばされ、ひどい目にあっているようである。

もちろん、多くの人物にとっては不慮の事故。しかしながら、結果としてコログを虐めているとして、“コロ虐”なるワードが誕生。結果的にコログにひどい目を遭わせる行為として親しまれて(?)いる。コログ自体は、単なる純真無垢な存在……というわけではない。膨大な収集要素としてプレイヤーに立ちはだかる壁でもあり、表情を見せない奇妙な存在でもある。コログとの関わりの中では、時に無茶なアクティビティも存在。そうした意味で、コログへの積年の恨みを込めるプレイヤーもいるようである。

ただし、“コロ虐”の多くは、うっかりケースが多い。キャラとして愛されており、助けようとした結果虐めてしまった……というパターンがほとんどであると信じよう。というか、クエストのデザイン的にも、コログがひどい目に遭うのは、任天堂も織り込み済みであるだろう。コログはロードをすることで復活するし、残虐表現などはなく、語感は近いもののいわゆる“ゆ虐”のような遊びではないことは強調しておきたい。

なお、“コロ虐”については、Twitterでも盛り上がりを見せているが、TikTokのようなショートムービープラットフォームでも人気のようだ。いずれにせよ、コログの運搬方法の多彩さは、本作がいかに自由度の高いゲームであるかを感じさせる。今後どのような運搬方法が発明されていくのか。プレイヤーたちの発明で、どんどん遊びは広がっていくだろう。『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、Nintendo Switch向けに発売中だ。




※ The English version of this article is available here

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