オープンワールドサンドボックス『クラフトピア』ウィンターアップデート2021配信。刀や複葉機など多彩なコンテンツが追加され、神もペットに対応

 

国内のゲーム開発会社ポケットペアは12月15日、『クラフトピア(Craftopia)』Steam版にてアップデートを配信した。今回実施された「ウィンターアップデート2021」では、新武器種刀の追加や漁業システムなど、多岐に渡るコンテンツが一気に追加されている。
 

 
『クラフトピア』は、Steamでは2020年9月に早期アクセス配信が開始された、オープンワールドサバイバルアクションゲームだ。狩り・農業・ハクスラ・建築・自動化など多彩な要素の融合を目指して、現在も早期アクセスタイトルととしてアップデートが継続中。コンテンツの拡充以外に、シームレスワールドになるアップデートも実施予定とされている。

ウィンターアップデート2021では、新武器種として刀が登場した。刀は、本作に登場した7番目の武器種だ。攻撃としては、抜刀状態で敵に通常コンボを叩き込む以外に、納刀から使用できる居合などが用意されている。また納刀と、一部居合の発動時に敵の攻撃を食らうと、攻撃を無効化し見切りバフを獲得。見切り成功後のコンボ中は無敵となり、バフを消費した戦闘の技なども使用可能になる。高い火力も誇っているが、反面操作や移動に癖があるため、使いこなすには慣れが必要であるそうだ。なお、刀を装備して一度モーションに入ると、専用モーションが継続されるが、抜刀/納刀中にしゃがみキーを押すことで、待機状態へ戻れるようになっている。

刀はアップデート適用後、鍛冶屋と熟練の鍛冶屋からクラフト可能。一部宝箱専用の刀も用意されている。両手持ちの武器であるため、ツーハンデッドが前提スキルとなっているほか、刀専用のスキル「サムライ」も実装されている。
 

 
続いて今回のアップデートでは、乗り物の仕様が大きく変更された。『クラフトピア』の乗り物は、これまで時間経過に応じて乗り物にダメージが入る仕組みとなっていた。変更後は、時間経過によるダメージが撤廃。敵による攻撃と、一定速度以上でなにかにぶつかった場合に、乗り物がダメージを受けるように変更されている。物理的な損傷を受けるようになった代わりに、丁寧に乗っていれば同じ乗り物を使い続けられるのだろう。

乗り物関連では、新しく「複葉機」が登場している。複葉機では、ヘリや気球などと比較して、空中を高速で飛び回れる。また機銃とミサイルが搭載されており、ドラゴンとの空中戦や、空中からの爆撃などもできるそうだ。
 

 
ユニークなアップデートとしては、本作に登場する神アヌビスがペットに対応した。アヌビスをペットにする手順は、通常のモンスターや受付係などをペットにする時と同じだ。まずはアヌビスに暴行を加えてHPを低下させ、モンスタープリズムで捕獲する。捕まえたアヌビスをペット管理マシンにセットすると、アヌビスがペット化。アヌビスは騎乗に対応しているほか、獲得経験値上昇バフを付与する能力ももっているそうだ。ペットには、ストーンゴーレム/クラーケン/一匹オオカミも対応している。またアヌビスには、ドロップアイテムとして魔法杖「アヌビスの金錫杖」が追加されたそうだ。

そのほかウィンターアップデート2021では、魚影からアイテムを釣り上げる漁業や新しい状態異常、自由設置型の建物を持ち上げられるグラビティグローブ、新フィールドボス「ファーヴニル」など、多数のコンテンツが導入されている。パッチノートの全文については、『クラフトピア』の公式TwitterやSteamの記事などを確認してほしい。
 

 
一方、冬のアップデートで実装予定とされていた中で、いくつかのコンテンツは実装が延期となっている。具体的に延期となったのは、不可思議のダンジョン、モンスター図鑑、新島の3コンテンツ。より満足いただけるクオリティへと調整するため、今回は実装が見送られたそうだ。また、2021年内リリース予定とされていたシームレスワールド化も、延期が発表されている。シームレスワールド化については、『クラフトピア』らしさを残しつつ、クオリティアップやレベルデザインの見直しなどをおこなった結果、想定よりも大きな改修になっているという。近日中に、進捗動画が公開されるそうだ。
 

 
『クラフトピア』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。また、Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Microsoft Store)向けには、ゲームプレビュー版という開発中のバージョンとして配信中。Steam以外におけるウインターアップデート2021は、現在申請作業が進められているそうだ。