PS4システムソフトウェア「バージョン8.00」が配信開始するも、フレンド関係の不具合報告相次ぐ。SIEは改善対応【UPDATE】

 

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは10月14日、PlayStation 4の最新システムソフトウェア「バージョン8.00」を配信開始した。

今回のアップデートでは、まずパーティーとメッセージ機能の連携を強化し、ユーザーインターフェースも変更。パーティーのボイスチャットやメッセージのやりとりで使用する「グループ」が両方の機能で共通になった。同じグループをそれぞれで作成する必要がなくなっている。過去に会話したグループであれば、ひとつのグループ内でパーティーのボイスチャットをしたり、メッセージを送ることが可能とのこと。これはPS5でも利用できる予定だ。

プロフィールに使用できる初期アバターのコレクションの拡大も実施。『Bloodborne』『風ノ旅ビト』『ゴースト オブ ツシマ』『ゴッド・オブ・ウォー』『The Last of Us Part II』『The Last of Us Remastered』『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』といったタイトルから、さまざまなアバターが用意されている。

クイックメニューには、すべてのマイクをミュート(消音)するオプションを追加した。またペアレンタルコントロールでは、より分かりやすく管理しやすい設定を提供。PS4・モバイル・ウェブでの認証(アクティベーション)および2段階認証時に、オプションとしてサードパーティーの認証アプリを利用できるにようもなっている。なお、イベント作成とプライベートなコミュニティーの作成機能については、今回削除された。既存のプライベートなコミュニティーには、引き続きアクセス可能とのことだ。

そのほか、iOS/Android/Windows/Mac向けに配信中の「PS4 Remote Play」アプリのアップデートも同時におこなわれている。これによりアプリの名称は「PS Remote Play」に変更。PS5に接続するオプションが追加される。

なお今回のアップデート後には、フレンドリストを読み込めないなどの不具合報告がユーザーから相次いでいる。SIEもそうした症状を確認しているとし、調査および復旧に向けて対応中とのことだ。まだアップデートしていない方は、上の公式サポートアカウントからの続報を待ちながら、しばらく様子を見た方が良いかもしれない。

【UPDATE 2020/10/15 17:50】
SIEは10月15日15時50分に、同問題について対応が完了したことを発表。ユーザーに謝罪している。