日常破壊系2Dアクション『STRESS EXPLOSION』発表、Steamで4月27日頃早期アクセス配信開始へ

ゲーム制作サークルアンディーメンテは4月20日、『STRESS EXPLOSION』を発表した。対応プラットフォームはSteam。『STRESS EXPLOSION』は、オフィスや日常空間を破壊するちょっと奇妙な2Dアクションゲームである。

ゲーム制作サークルアンディーメンテは4月20日、『STRESS EXPLOSION』を発表した。対応プラットフォームはSteam。1か月間の早期アクセスを行った後、正式リリース予定。発売日についてはストア表記上は4月27日となっているが、公式ブログ上では5月1日という記載もあり、開発者自身にもわからないようだ。

『STRESS EXPLOSION』は、オフィスや日常空間を破壊するちょっと奇妙な2Dアクションゲームである。舞台となるのは、白と黒で構成された仕事場や家の中。主人公は、目覚まし時計に起こされ、職場に通ってオフィスワークに励む社会人だ。彼は日夜仕事に打ち込む生活を送っていたが、会社や上司、生活に対してストレスを大量に溜めており、ある時それが爆発。オフィス、トイレ、玄関、キッチン、自室などをはちゃめちゃに壊し、暴れまわってフラストレーションを解消する。

ゲームプレイでは、ステージ内に設置されたモノをつかみ、破壊の限りを尽くす。たとえば、オフィスのステージでは書類を破ってバラバラにしたり、PC/モニター/プリンターなどを放り投げ、職場に混沌をもたらす。トイレでは縦に積まれたトイレットペーパーを順に投げてみたり、自室ではバットをフルスイングして秩序を崩壊させる。何かを破壊していくと、主人公のヴォルテージが上昇し、徐々にストレスから解放。ステージ上にはストレスの元凶であるボスが存在し、物理的にストレスの元を破壊することでステージクリアとなり、新しいステージがアンロックされていく。

本作のグラフィックには、手書きのイラストが採用されている。少し歪で奇妙なイラストで主人公やステージ内のオブジェクトを表現することにより、ゲーム全体がかわいい印象に仕上がっている。本作の早期アクセスは、プレイヤーのアイデアをゲームに取り込む目的で実施。早期アクセスバージョンでは、1エリア/8ステージ/8チャレンジを収録。レベル上限は15。6種類のアイテムとショップ、BGMが1種類用意されている。早期アクセス開始から1か月後のリリースが予定されているフルバージョンでは、異なるシチュエーションのステージ、主人公の外見の変更、実績やSteamトレーディングカードへの対応、新しいエリア/チャレンジ/ボーナスステージ/BGM/アイテムの追加などが行われ、レベル上限が99に引き上げられるという。なお、価格は早期アクセス版からの変更予定はない。

『STRESS EXPLOSION』を開発しているゲーム制作サークルアンディーメンテは、これまで100本以上の作品を開発し、主にフリーゲームとして公開してきた国内のサークルである。Steamでは、島を運営するサンドボックス型シミュレーター『Your Island -KIMI NO SIMA-』、全方向STG『Vampire Bloody Star X』を販売中。アンディーメンテはジスガルド氏の個人サークル。同氏は、泉和良名義で小説、ジェバンニP名義で音楽、お笑い芸人としても活動するマルチクリエイターであり、個性の強い作品を公開してきた人物である。そんなアンディーメンテの最新作『STRESS EXPLOSION』は、Steamで近日早期アクセス開始予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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