大ヒットサンドボックスRPG『Hytale』の“偽物”がニンテンドーeショップに出現も、開発元が「法務部で対応中」と表明。悪質コピーに本家が動く
サンドボックス型RPG『Hytale』に酷似した、『Hytale: Sandbox RPG』というゲームが海外ニンテンドーeショップに出現し、話題となっている。

Hypixel Studiosが開発したサンドボックス型RPG『Hytale』に酷似した、『Hytale: Sandbox RPG』というゲームが海外ニンテンドーeショップに出現し、話題となっている。すでにX上で本家『Hytale』開発元のSimon Collins-Laflamme氏に報告しているユーザーもおり、これに対し同氏はすでに法務チームが対応していると回答している。
『Hytale』は自動生成された広大なフィールドで生活や冒険を楽しむサンドボックス型RPG。2026年1月14日にPC(Windows/Linux/macOS)にて早期アクセス配信開始された。開発元は『マインクラフト』の人気サーバーHypixelの運営チームが立ち上げたHypixel Studios。たび重なる延期のほか、開発中断など紆余曲折を経ながら“復活”を遂げた作品であり、配信開始日には280万人がプレイしていることが報告されるなど大きな話題となった(関連記事)。


一方、海外のニンテンドーeショップにて『Hytale: Sandbox RPG』なる作品が出現し、物議を醸している。ストアページの情報によると、4月10日から販売が開始されており、開発元は「RoVi Ninen」というHypixel Studiosとは無関係のメーカーだ。日本語版のニンテンドーeショップでは販売されておらず、現在は北米等のニンテンドーeショップでのみ購入可能。販売価格は『Hytale』のスタンダードエディションの19.99ドルに対し、『Hytale: Sandbox RPG』は7.99ドル、4月24日までセールで4.99ドルとなっている。ストアページに掲載されたメインビジュアルは『Hytale』の公式ビジュアルの一つに類似しており、ボクセルで構築された世界やキャラのアートデザインなど『Hytale』との共通点は多い。何よりもタイトルにそのまま『Hytale』という名称が含まれており、本家『Hytale』との誤認を誘う魂胆があるのだろう。
昨今ではインディーゲームのヒット作品が発売された後、そのゲームがまだ進出していないコンソールやスマートフォンなどで、本家の作品の移植版であると誤認させるようなゲームが出回るという事例は後を絶たない。たとえば、昨年の9月にはローグライト・スロットマシンゲームの『CloverPit』を無断コピーしたアプリがiOS向けに配信。開発元のPanik Arcadeが購入しないようにユーザーに注意喚起するという事例があった(関連記事)。
『Hytale: Sandbox RPG』の開発元であるRoVi Ninenもこうした手法を繰り返しているとみられ、今回のケースだけでなく、今年1月にはニンテンドーeショップで『Mage Arena』に酷似した『Mage Battle Arena』、3月には『CloverPit』に酷似した『COIN PIT』といったゲームを短いスパンで発売。1月の『COIN PIT』発売時には、『CloverPit』の開発元がRedditで購入しないよう呼び掛けていた。

『COIN PIT』は現在ショップから削除されているものの、『Mage Battle Arena』や今回の『Hytale: Sandbox RPG』は、4月14日の本稿執筆時点で未だに販売されている状態だ。本作に限らず、昨今では人気のインディーゲームの酷似品やコピー品が販売されることは珍しくなくなっている。今回のような権利者側からの申立てがなければ“野放し”になるケースもあるとみられ、各ストア側での取り締まり強化が求められるところだろう。ユーザー側がとれる対策としては、ストアでの購入時にそのゲームが“本物”なのか、一度開発元や販売元の名前を確認して確かめてみるのもいいかもしれない。
本家『Hytale』はPC(Windows/Linux/macOS)向けに早期アクセス配信中だ。
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