高評価ならず者アクション『Streets of Rogue』来月Steam正式リリースへ。殺害や賄賂、ハッキングなど自由なやり方で路地裏のギャングになれ
tinyBuild GAMESは6月22日、『Streets of Rogue』を現地時間7月12日に正式リリースすると発表した。あわせて同日にPlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch版を海外向けにリリースすることも発表している。『Streets of Rogue』は、2017年3月に早期アクセス販売が始まり、Matt Dabrowski氏ひとりで開発を進めてきた。2年と4か月を経て正式リリースされることになる。なお正式リリース時には大量のコンテンツが追加されるほか、正式リリース後もアップデートは続けられるという。詳細は後日発表されるとのこと。
『Streets of Rogue』は、裏路地を攻略する見下ろし型のアクションゲーム。舞台となるのは、市長が富を独占し、荒れ果てた地下社会。レジスタンスの一員に加わったプレイヤーは、ストリートを攻略しながら、市長の抹殺を目指す。プレイヤーは、アンロッククラスを含む21の特徴の異なる(早期アクセス時点)の職業から1つを選び、ストリートに身を投じる。ステージ区切りでクリアしていく形。ステージごとにミッションが用意されており、たとえば指定人物の殺害や解放、特定のアイテム入手など。ミッションをクリアしたのち、ゴール地点に行くとステージクリア。次なるステージへと進んでいくわけだ。マップは自動生成で、パーマデスが採用されており、ミッション生成のランダム。公式はこうした要素を参照してローグライクと謳うのだろう。
『Streets of Rogue』の特徴は、攻略の自由度の高さにある。たとえば施設内のマフィアを倒す方法もいくつか選択肢があるからだ。エアコンに毒を忍ばせて外から倒したり、あるいはハッキングでセキュリティシステムを暴走させたり。職業からゴリラを選び、真正面からぶん殴るのも、こそ泥を選んで華麗にステルスするのも選択肢。仲間を増やして押し入るのもよし。アイテムの入手についても、賄賂して買収するのも、殴り殺して奪うのも、なんらかの方法で油断させ盗むのもいい。これだけにはおさまらない、とにかく大量の選択肢が用意されており、自分なりに考えて大胆かつむちゃくちゃに攻略できるのが本作の魅力。
本作は、最大4人までの協力プレイに対応(オンライン/ローカル)。友人と連携してじっくり進めていくのも、暴力に頼ってお祭り騒ぎに遊ぶのも一興。ただし、敵AIはなかなかかしこく(しつこく)、戦闘難易度もそれなりに高い。すぐに死んでしまうことも多く、たびたびにやり直しになるので、ただ殴るだけではストリートは攻略できない。賢く立ち回る必要があるわけだ。
開発規模が小さいということで、スピードはゆっくりであったが、ユーザーのフィードバックを受けながら着実に“求められる”コンテンツを増やしてきた『Streets of Rogue』。ゲーム内のテキスト英語はシンプルであり、さらには日本語の有志翻訳もあることで、かなり遊びやすいの部類のゲーム。Steamレビューは「圧倒的好評」となっており、評価も折り紙付き。正式リリースに際して、購入もしくはプレイしてみてはいかがだろうか。