テスラが、自動車のダッシュボードでプレイ可能なAtariの人気ゲームを追加。ハンドルで操作可能

電気自動車メーカーのテスラは先週4月4日、ダッシュボードでプレイ可能なゲームに、新たに2つのAtariクラシックゲームを追加した。新たに追加されたタイトルは『2048』と『Atari Super Breakout』だ。

テスラはご存知の通り、アイアンマンの主人公トニー・スタークのモデルになったともいわれるイーロン・マスク氏によって設立された自動車メーカーだ。イーロン氏は、ゲーマーにはお馴染みのPayPal社の母体となったX.com社の設立者でもある。

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Atariのゲームは、もともとイーロン氏が昨年8月に「テスラのアップデートVer9.0には、イースターエッグとしていくつかの最高のAtariクラシックゲームがやってくる」とTwitterで予告、追加された機能だ。その後『アステロイド』『センティピード』『ルナーランダー』がプレイ可能になっていた。

自動車のダッシュボードでゲームをプレイするということ自体、なかなか想像がつかないかもしれない。テスラが公開した動画には、ダッシュボード上のゲームを、ステアリングホールとクラクションで操作する様子が収められている。クラシックゲームを自動車で操作するというのはじつにばかげた発想で、見た目もシュールだ。シューティングゲーム『センティピード』をプレイする場面では、弾を発射するため懸命にクラクションを押し込む様子が映し出されており、その必死さに思わず笑いだしたくなる。

40年前のゲームを最新の電気自動車でプレイすること自体、ちぐはぐな行為だ。しかし、もっとも奇妙なのは「ながら運転」ができるわけでもないのに、ゲームが必要なのかという点だろう。ちなみにゲームが追加された4月4日は、北米で5Gサービスが始まった歴史的な日でもある。5Gは自動車の自動運転に欠かせないインフラとされている。テスラは2020年までに完全自動運転の実用化を目指しており、既に完全自動運転対応機能を提供できる先進のハードウェアを標準装備しているとしている。もし完全自動運転が実現すれば、運転手のやることは『センティピード』で襲い来るムカデやサソリと戦うことだけになるのかもしれない。

ハンドルを握ってプレイするのにレースゲームがないのは、いかにも片手落ちに見えるかもしれない。じつは今回、ナムコの『ポールポジション』が追加予定だったものの、権利問題の調整がつかなかったため、追加が見送られている。レースゲームの追加を待ち望む声は、以前から少なくない。そんな声に対しイーロン氏はTwitterで「すぐに別のレーシングゲームを用意するよ」と応じている。個人的には、本物の自動車の中でゲームとはいえ事故を起こしたい人間の気が知れないのだが、ある意味VRより迫力満点かもしれない。

Atariの人気ゲーム5本が無料でプレイできるModel 3は既に発売中。価格は3万5000ドルからと、ゲーム機としては少々高価な部類にはいるのが欠点だ。

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