中国・広東省を壊れかけの車で走る『Road to Guangdong』発表。『Jalopy』販売元の新作ドライブゲームは「物語」も重視


イギリスのパブリッシャーExcaliburは本日1月25日、『Road to Guangdong』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2019年5月17日より早期アクセス販売を開始するという。

『Road to Guangdong』は、1990年代の中国の広東省を舞台としたドライブゲームだ。主人公となるのは、サニー。芸大を卒業した23歳の若者だ。家族はレストランを経営しているが、サニーは予期せぬ形でこれを継ぐことになる。レストランを再び盛況させるために、68歳のおばさんグー・マと共に車サンディに乗り込み旅に出る。広東省を駆け巡り、これまで守り抜いてきた秘伝のレシピを再現するため奮闘。お店と人々との繋がりを取り戻しつつ、親戚と出会いながら一族としての信頼を得ていくのだ。

本作はドライブゲームとなっており、車で旅をするのが目的だ。タイヤや燃費、エンジンの様子を見ながら広東省を走り抜ける。ドライブにトラブルはつきもの。エンジンオイルの交換、給油、エンジンの調整など、消耗品の備品を積んでおくことも重要になる。さもなければ、業者にお世話になることが強いられるだろう。

Excaliburは、ボロ車のメンテナンスをしつつドライブする『Jalopy』の販売元である。開発元はJust Add Oil Games。キュートなアートを得意とするデベロッパーTeam Lumoや、darbotronことAlex Darby氏など、小規模開発実績のあるクリエイターたちの結集するスタジオ。彼らは、『Jalopy』デベロッパーのMinskworksとは無関係のようだ。『Road to Guangdong』は、こうしたメンテナンス型のドライブゲームという体験に加えて、ナラティブなストーリー体験を提供するという。たとえば、会話の選択によってサニーの性格は変化していく。またサニーとグー・マの関係性もまた、旅を通じてそして変わっていき、物語の結末にも影響をもたらしていくようだ。

なお、Steamストアページは日本語化されているものの、早期アクセス販売時点での対応言語は英語のみ。また序章となる導入部分が実装されているといい、2~3か月をかけて物語を充実させていくとのこと。舞台が中国であるということは、中国語に対応する見込みもあるだろう。『Jalopy』と同様に、日本語を含めた多言語対応に期待したい。