サバイバルゲーム先駆タイトルのひとつ『Rust』ついに正式リリース。グラフィックやチュートリアルをさらに強化

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インディースタジオFacepunch Studiosは本日2月9日、Steamにて『Rust』を正式リリースした。約4年間の早期アクセスを卒業した形だ。価格は事前の予告どおり、1980円から3600円に上昇している(関連記事)。

正式リリースにあたっては、グラフィックがさらに向上。光源処理やモデルやテクスチャなど多岐にわたるビジュアル部分が強化されているほか、木々の表現が刷新されている。早期アクセス期間中から、ゲームエンジンを変更しながらビジュアルの改良が続けられてきたが、今回のアップデートでパフォーマンスを維持しつつも自然の表現の向上に成功。雄大な自然の世界が、さらに美しく描かれる。

また部分的に実装されていたチュートリアルが完成。テキストは英語ながら、ゲーム開始から探索、クラフトまでしっかりとガイドされるようになった。ゲームを始めたばかりの初心者もゲームの流れをうまく理解できるようになっただろう。そのほかサウンドやアニメーションなどさまざまな要素が強化されているので、詳しくはパッチノートを参考にしてほしい。

今回の正式リリースは、他作品の正式リリースのように完成を意味するものではないと以前から告知されている。「Main Branch」と「Staging Branch」にゲームのバージョンを分岐させ、正式リリースした後も開発およびアップデートは続けられていくという。「Main Branch」は安定してゲームをプレイでき、細かい修正のみがなされるようだ。一方「Staging Branch」では安定性は欠くものの頻繁にアップデートされていく予定となる。

『Rust』はMO型のオープンワールドサバイバルゲームだ。Webブラウズなどを経て、2013年12月にSteamにて早期アクセスタイトルとしてリリースされた。プレイヤーは裸一貫にて自然豊かな大地に産み落とされる。体力・食料・渇きといったパラメータを満たすためにサバイバルをしつつ、素材を集めてクラフトをおこなう。集めた素材で家を建て地盤を固めながら、自分なりの生き方を見つけていくのだ。

多人数参加型のタイトルとなっているので、広大な土地には他プレイヤーも存在する。他人を殺し持ち物を奪うことでなり上げるのも、友好的に接し交流するのもプレイヤー次第。ただしサーバーによってはチーターが多いといわれており、マルチプレイ要素においては悪評も強いといえるだろう。

『Rust』は『DayZ』や『7 Days to Die』と並び、Steamにてサバイバルゲームブームを築きあげた歴史ある作品だ。『Rust』よりも後発であるが、同じく早期アクセス期間の長かった『The Forest』もまた4月末に正式リリースが予定されている(関連記事)。『DayZ』は年末の正式リリースは2018年内を予定しているが、『7 Days to Die』は開発がもともとゆったりめで、コンソール版との同時進行になってからはペースはさらに落ち気味。正式リリース時期は未定だ。Alpha 17アップデートではジープなど新たな乗り物追加されるが、まだまだ完成にも区切りをつけるのにも時間を要すると思われる。

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