Xbox Game Passの加入料金が値上げ、「Ultimate」プランは月額1210円から1450円に。新規加入者は本日より、既存加入者は9月12日から新価格が適用

 

マイクロソフトは7月10日、サブスクリプションサービスXbox Game Passの加入料金の値上げを発表した。新規加入者に対しては本日7月10日より、既存加入者には9月12日以降の請求時より新料金が適用される。また、加入プランのひとつ「コンソール」が終了し、新たに「標準(Standard)」プランが導入されることも明らかにされた。

Xbox Game Passは、Xbox/PC向けに提供されているサブスクリプションサービスだ。いくつかの加入プランが存在し、プランによって現時点で約450タイトルのゲームが遊び放題となったり、新作を発売日からプレイできたり、オンラインプレイが可能となったり、またクラウドゲームサービスXbox Cloud Gamingの利用や、EAのサブスクリプションサービスEA Playの利用、ゲーム購入時の割引などの特典が用意されている。

今回マイクロソフトは公式サポートサイトを通じて、Xbox Game Passの各プランの加入料金の値上げを発表した。具体的には以下に示したとおり。

Xbox Game Pass Ultimate
1210円 → 1450円(月額)
PC Game Pass
850円 → 990円(月額)
Xbox Game Pass Core
5378円 → 6500円(年額)

新規加入者に対しては本日7月10日より、既存加入者には9月12日以降の請求時より新料金が適用される。なお、約30タイトルが遊び放題となり、オンラインプレイやゲーム購入時の割引も提供される「Xbox Game Pass Core」プランについては、現時点では年額(12か月)の価格変更のみ公表されている。海外メディアWindows Centralによると、同プランの月額料金は(少なくとも米国では)据え置きになるそうだ。日本での月額料金は842円である。

また、加入プランのひとつ「コンソール」が終了し、新たに「標準(Standard)」プランが導入されることも発表されている。「コンソール」プランは、現時点で約450タイトルが遊び放題で、新作を発売日からプレイでき、ゲーム購入時の割引が提供されるプラン。オンラインマルチプレイの利用は含まれない。本日7月10日より、「コンソール」プランの新規加入者への案内が終了され、既存の加入者はメンバーシップが失効した時点で、別のプランへの乗り換えが求められる。ただし、プリペイドカードなどを購入し、9月18日の時点で最大13か月まで加入期間を延長させることは可能だ。

代わって導入される「標準(Standard)」プランでは、“何百もの高品質なゲーム”が遊び放題となり、オンラインマルチプレイやゲーム購入時の割引も利用可能。新作を発売日からプレイできる特典は存在しない。「Core」プランの遊び放題タイトルを拡充させたような内容といえそうだ。“何百もの高品質なゲーム”という表現は上位プラン向けにも使われており、同様の約450タイトルにアクセスできるものと思われる。「標準(Standard)」プランは今後数か月以内に利用可能となり、米国での加入料金は14.99ドルになる予定だ。

Xbox Game Passの加入料金の値上げ、および「コンソール」「標準(Standard)」プランの詳細については、公式サポートサイトを確認してほしい。