波乗りアクションアドベンチャー『Wavetale』12月13日発売へ。水没都市を舞台に描かれる心温まる物語

Thunderful Gamesは10月28日、『Wavetale』を日本時間12月13日に発売すると発表した。少女が水面を駆け巡るアクションアドベンチャーゲームだ。

Thunderful Gamesは10月28日、アクションアドベンチャー『Wavetale』を日本時間12月13日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびNintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S。新たなトレイラーも公開されている。公式サイトによれば、本作は日本語にも対応する。

『Wavetale』はアクションアドベンチャーゲーム。主人公はシグリッド(Sigrid)という少女。住んでいる島ストランドヴィル(Strandville)が謎の津波に襲われたのち、水面に映る影が足場のように自分を支えてくれることに気づく。まるで鏡の上を歩くかのように水の上を歩く力を手に入れたのだ。水没しかけた町を舞台に、謎の海のモンスターから島民を救いつつ、「水面下」に隠された秘密を発見する冒険が始まる。


町には観覧車や時計台など、動かなくなってしまった巨大なギミックがある。スパークと呼ばれる動力源を集めることで、これらの止まってしまった装置を動かすことができ、そうすることで探索できる範囲が増える。パズルゲームとしての要素も強い作品になっている模様だ。


キュートなグラフィックやキャラクターも特徴だ。主人公のシグリッドはなかなかに生意気な女の子。体験版では、そんなシグリッドのことを心配する、怒りっぽいおばあちゃんが登場。また人生にうんざりしている漁師、秘密を抱えた世捨て人、海賊なども確認できる。時には特徴的な人物たちと交流しながら、物語が進むようだ。さらに本編では主人公の帽子、ヘアカラー、衣装を変えることができるという。ビジュアルはかなり細かく作り込まれており、水上移動では迫力ある水の演出が楽しめる。建物は幻想的で美しいながらも、水没しかけた町の寂しさを感じさせるデザインになっている。


ストーリーの詳細は明かされていないものの、Steamストアページによれば、「喪失と和解を描いた心温まる物語を体験できる」とのこと。世界で一体何が起こったのか、そしてシグリッドたちの運命とは。プレイヤーは水中に潜む謎を解き明かしながら、物語の核心に迫っていくことになるだろう。


本作の開発を手がけるのはThunderful Development。スウェーデンのパブリッシャーThunderful Gamesの、ゲーム開発部門だ。これまでに『LEGO Bricktales』や『Curious Expedition 2』のパブリッシングをおこなってきたThunderful Games。今回の『Wavetale』は自社開発の作品となるわけだ。なお本作はすでに、Googleが海外向けに運営するクラウドゲームサービス「Stadia」で発売中。一方でStadiaは、2023年1月18日にサービス終了することが発表されている(関連記事)。対応プラットフォームの拡大で、幅広いユーザーが遊べる機会となるだろう。

なお公式サイトによれば本作は日本語にも対応する。Steamストアページ表記では日本語未対応となっているものの、体験版でもゲーム内設定から言語を日本語に変更してプレイすることができた。スピーディーな水上移動だけでなく、物語も日本語で楽しむことができそうだ。『Wavetale』はPC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに12月13日配信予定。

Daiki Imazato
Daiki Imazato

下手の横好きでシミュレーションゲームなどをしています。自分のミスでだんだん状況が悪くなっていく様を他人事のように眺めるのが好き

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