キュートなジャンプアクション『ポインピー』Netflixで配信開始。『Downwell』開発者による、Netflix初の日本人制作ゲーム

 

Netflixは6月11日、『Downwell』開発者によるジャンプアクションゲーム『ポインピー(Poinpy)』を発表し、配信開始した。iOS/Android向けに、Netflixアプリを通じて配信中。Netflix加入者であれば、無料でプレイ可能だ。

『ポインピー』は、ジャンプアクションゲームだ。プレイヤーがスマートフォンの画面を操作すると、可愛らしい謎の生物がジャンプ。足場や反射を駆使して、ひたすら縦画面を上昇していく。道中では怪物が登場し、フルーツを集めジュースにして怪物の渇きを癒してあげれば先へ進める。上昇とフルーツ集めを繰り返す、シンプルな内容となっている。

操作の基本となるジャンプは画面をドラッグするかたち。また、ジャンプ中にタップすることで急降下も可能だ。これらのアクションを用いて敵やオブジェクトを踏みつけながら、フルーツを回収。すると着地と同時にジュースの出来上がりとなるわけだ。ステージ上には数種類のフルーツが存在しており、怪物も種類を指定してくる。制限時間内に要求をクリアできなければ、怪物に焼き尽くされることになる。


最初は簡単なものの、徐々に難易度が上昇。要求されるフルーツの数や種類が増えていくなどの変化があり、ステージが厳しくなっていく。一方で、攻略を重ねていくことで装備可能なアイテムなども手に入る。「滞空時間が伸びる」「敵踏み付け時にフルーツが吸い寄せられる」などの機能を組み合わせ、プレイ体験を有利にカスタマイズできる。また、オプションによりゲーム速度を調整可能で、速度をゆっくりにすれば難易度も優しくなる。幅広いスキルのプレイヤーが楽しめる気配りだ。

本作を手がけるのは、高評価“落下”アクション『Downwell』を開発した開発者のもっぴん氏こと麓旺二郎氏。『Downwell』における難易度の高さや、敵やオブジェクトの踏みつけが重要になるプレイ感覚などは『ポインピー』にも共通している印象だ。一方で、『ポインピー』は丸みをおびたデザインが一貫した、可愛らしくポップな世界観となっている。アートワークを担当したのは、イラストやアニメーション制作など手掛けるクリエイターのerror403氏。同氏の描く可愛らしくも奇妙な世界観が、本作にも反映されているようだ。


Netflixは映像コンテンツを中心に展開している一方、最近はゲーム事業の展開にも積極的。Netflix配信コンテンツを紹介する1週間の特別番組Netflix Geeked Weekでは、ゲーム関連の話題を特集するゲーム・デーも開催された。本作『ポインピー』も、そのなかで紹介された。また、『Raji: An Ancient Epic』や『Spiritfarer』など、PCやコンソール向けに配信されていたいくつかのタイトルがNetflixで配信されるとのこと。今後もゲーム分野への展開を積極的に進めていくのだろう。

『ポインピー』はiOS/Android向けに、Netflixアプリを通じて現在配信中。Netflix加入済みであれば、すぐにダウンロードしてプレイ可能だ。