フロム・ソフトウェアは2月20日、同スタジオ最新作『エルデンリング』の内容を伝えるゲーム紹介トレイラーを公開した。目前に迫った2月25日の発売に備え、物語背景からゲームプレイ要素までを今一度おさらいできる映像となっている。
『エルデンリング』はフロム・ソフトウェアが贈る新作アクションRPG。開発元過去作である『ダークソウル』シリーズなどのゲームプレイを受け継ぎつつも、舞台はオープンなフィールドへと移行。探索を快適にしたり、戦闘の幅を更に広げる新システムなども盛り込まれた意欲作だ。今回のトレイラーは、そうした新しい要素の紹介から、世界観とプレイヤーが挑む冒険の背景まで、発売前におさらいしておきたい情報が凝縮されたトレイラーとなっている。
本作のキャッチコピーは「王となれ」。主人公の最大の目的は、舞台となる狭間の地にてエルデの王の座に就くことだ。狭間の地はかつて、神たる女王マリカと、その血を受けたデミゴッドたちが治めていた。しかし、その世界はデミゴッドたちによって起こされた「破砕戦争」により崩壊。地にそびえる黄金樹の、祝福の根源たるエルデンリングも砕かれてしまった。狭間の地が壊れてしまった一方、かつて祝福を失いこの地を追放された「褪せ人」たちには、再び祝福の導きが訪れるようになった。プレイヤーは褪せ人の子孫となり、狭間の地に足を踏み入れる。砕かれたエルデンリングの謎を解き明かし、エルデの王となるために。追放された者の子孫が王となる、一種の成り上がりのような物語が展開されるわけだ。
今回のトレイラーでは、ゲームプレイ要素もひとまとめに紹介されている。まず、広大なフィールドの探索に役立つのが霊馬「トレント」と地図だ。本作ではフィールドのそこかしこにダンジョンや興味深いポイントが点在しており、広大ながら密度の高い世界となっているようだ。プレイヤーは運動性能の高い霊馬を呼び出し、広い狭間の地を快適に探索できる。地図には発見したチェックポイントなどが記載されるほか、ファストトラベルも可能だ。また、ダンジョンなどは小規模なもののほか、過去作にあったような大規模な「レガシーダンジョン」と呼ばれるエリアも存在。プレイヤーを待ち受けている。
本作でもプレイヤーは主人公の見た目や能力値を自由にカスタマイズ可能だ。また、味方となるNPCである「霊体」を召喚するシステムや、草場や物陰を利用して隠密にアプローチするステルス要素のほか、素材を利用してアイテムをその場で作るクラフト要素なども紹介されている。また、従来作に比してやや派手めな魔法や戦技も多くなっているようだ。間近に迫った発売に向け、更に期待高まる内容となっているため、是非一度その目でご覧になってみてほしい。
『エルデンリング』は2022年2月25日、PC（Steam）およびPlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売予定。
