異星アクションRPG『アウトライダーズ』エンドコンテンツやビルド構築システム公開。最大3人Co-op対応のルートシューター


スクウェア・エニックス/People Can Flyは11月6日、『OUTRIDERS(アウトライダーズ)』の最新情報を発信する「Outriders Broadcast #4 Expeditions」を配信。その中で、同作のキャンペーンクリア後に遊べるコンテンツ「Expeditions」を紹介した。


『アウトライダーズ』はソロプレイおよび最大3人の協力プレイに対応した、三人称視点のアクションRPG。西暦2076年、人類は滅びゆく地球を脱出し、惑星エノクにやってきた。だがエノクは人間にとって過酷な場所であり、わずかな資源をめぐって人々が殺し合うようになっていく。主人公は先遺隊「アウトライダーズ」の一員。エノク着陸まもなくしてコールドスリープに入っており、30年後に目を覚ますと、いつの間にか超能力を宿すようになっていた。覚醒した主人公は、エノク着陸時に受信した謎のシグナルの正体を突き止めるべく、反乱軍やクリーチャーと戦いながら冒険に出る。

『アウトライダーズ』はハック・アンド・スラッシュ系のアクションRPG、もしくはルートシューターというジャンルに部類されることから、『Destiny』や『ディビジョン』などと比較されることが多い。ただ、同作はそれらのタイトルとは違い、ライブサービス型のゲームではないと、かねてよりアナウンスされていた。今回の放送でも、発売時にすべてのコンテンツを収録するほか、ゲーム内の少額課金はないと改めて説明された。

クリア後のコンテンツ「Expeditions」


メインキャンペーンクリア後に遊べるExpeditionsでは、新たなロケーションがアンロックされ、強力な装備品を集められるようになる。キャンペーンミッションのリサイクルではなく、独自のメカニックやチャレンジが伴う新たなロケーションに向かうことになる。流れとしては、ミッションを始める前に「Challenge Tier」を選択。Expeditionsでは装備品の入手方法がクリア報酬に絞られており、高いChallenge Tierで挑めば、それだけ敵が強くなり、報酬も良くなる。ただ、クリア時間が速いほど得られる報酬が増えるため、数と質のバランスを考えてChallenge Tierを選択することになる。


ミッションをこなし、より高いChallenge Tierを解除すると、新たなロケーションに向かえるようになる。14種のロケーションをアンロックすると、最後の遠征地となる「Eye of the Storm」に挑戦可能。なおキャラクターのレベル上限は30だが、Expeditionsを遊べば装備品のレベルは50まで引き上げられるという。

装備品のMOD・クラフトシステム


同放送では、装備品のMOD・クラフトシステムについても触れられた。装備品に装着できるMODは、武器・防具・スキル用の性能補正を付与するアイテム。武器にステータス異常効果を追加したり、場合によっては別クラスが扱うスキルに類似した効果を発動したりと、多様なビルド構築を実現する。MODは、どのクラスでも装着できるタイプと、特定のクラスだけが装着できるタイプに分かれており、後者はクラス固有スキルの効果を変えるユニークな内容となっている。MODの種類は合計で約350種にもおよぶ。


装備品のMODスロット数とTierは、装備品のレアリティによって異なる。また装備品を拾ったときに付いているMODのうちひとつは、任意のものに取り替え可能。MODが付いた装備品を分解すれば、そのMODが取り替え用のMODとして使えるようになる仕組みだ。なおレジェンダリー級の装備品に限り、その装備品固有のMODが備わっている。クラフト機能としては、MODの変更のほか、装備品のレベルやレアリティの向上、各パラメーターの強化なども可能。こうした装備品の改造とスキルツリーの組み合わせによってビルドを構築し、高難度のExpeditionsに挑むのだ。

火力を出せるサポート役テクノマンサー


また同放送では、プレイヤーが選択できるクラスのひとつ、テクノマンサーに関する情報も明かされた。テクノマンサーはタレットや重火器を使った後方支援を得意とするクラスだ。惑星エノクで発生したアノマリーの力を武器に注入。敵に氷・毒といったステータス異常を与えたり、ボスの攻撃を中断したり、仲間を回復したりといった、サポート役としての立ち回りが想定されたクラスだ。

ただ、火力を出せないわけではなく、アクティブスキルによってミニガンやロケットランチャーを活用可能。敵がスキルの発動準備モーションに入ったときにロケットランチャーを当てると、攻撃を中断させることができる。回復スキルのほか、自動タレットの設置やスナイパーライフルに特化した能力も有しているため、ソロプレイにも適していると放送内で説明された。同作ではクラスごとに異なる回復手段があり、テクノマンサーの場合は敵にダメージを与えることで体力が回復する。


スキルに組み合わせ方としては、氷ステータスを付与する範囲攻撃で敵の群れの動きを封じたのち、毒ステータスを付与する自動タレットを設置。毒で体力を削りつつ、ミニガンで敵を一掃するという使用例が紹介された。またクラスごとのスキルツリーをカスタマイズすることで、自分好みのビルドを構築。スキルツリーへのポイント割り振りはいつでもリセット可能。もちろんスキルツリーだけでなく、先述した装備品のクラフト・MODシステムによっても、ビルドの方向性をチューニングできる。

本作ではテクノマンサー以外に、炎や爆発による中距離攻撃を得意とするパイロマンサー。時間と空間を操り、敵背後へのワープや敵へのスロウ効果付与スキルを有するトリックスター。そして岩をまとった近接攻撃や防御力の高さが特徴のデバステーターという、合計4種類のクラスから選べるようになっている。高難度コンテンツでは、それぞれの特性を活かしたチームプレイが攻略のカギを握ってくるのだろう。

『アウトライダーズ』の発売予定日は2021年2月2日(PC版のみ日本時間2月3日の配信)。対応プラットフォームはPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Epic Gamesストア)で、日本語にも対応。各種プラットフォーム間のクロスプレイのほか、PS4からPS5、Xbox OneからXbox Series X|Sへの無料アップグレードにも対応する。