オバケ2Dアクション『ゴーストパレード』国内PS4/Switch版は2020年発売へ。少女が伝承の息づく森の中を行く、不思議な冒険
フリューは4月16日、インディー2Dアクション『ゴーストパレード(Ghost Parade)』を国内向けに発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switch。価格は税抜4400円。発売日は2020年予定。なおSteamでは、『Ghost Parade』として日本語に対応し2019年10月に発売されている。
『ゴーストパレード』は、少女がお化けと共に森の中を進んでいく2Dアクションゲーム。インドネシアの開発会社Lentera Nusantaraが手がけた作品だ。主人公のシュリは、学校に通っている小さな女の子。ある日の放課後、授業中居眠りをしていたシュリは寝過ごし、学校から帰る最後のバスに乗り遅れてしまう。そこでシュリは、ショートカットをしようと森の中へ足を踏み入れ、未だ伝承が息づく不思議な世界へ迷い込み、家を目指す奇妙な冒険が幕を開ける。
舞台となる森の中には、コミカルなゴースト、巨大なイノシシ、白く輝くシカといったインドネシアの民間伝承や伝説がモチーフとなったキャラクターや生物が暮らしている。ゴーストの力を借り、立ちはだかる巨大な動物や狩人に対抗しつつ、森からの帰宅を目指すのが本作の目的だ。
ゲームプレイは、シュリを操作して画面右側へと進んでいく、横スクロールの2Dアクションゲームになっている。シュリは見た目とは裏腹に身体能力が高く、2段ジャンプやランタンを使った近接攻撃が可能。さらに、ゲームプレイが進行するとゴーストが仲間となり、彼らの力を使って遠距離攻撃やダッシュといったアクションが追加。こうしたアクションを駆使して足場から足場へ飛び移り、森の中に待ち構えるギミックや襲いかかる敵と対峙して、伝承の世界を生き抜くことになる。決して難しくはないものの、こまめなセーブポイントの設置されたステージにはそれなりの殺意が用意されていて、気を抜いているとやられてしまうことだろう。
また、本作にはレベルやHPといった概念が導入されており、ステージ中ではアイテムが入手できたり、レベルが上がるとスキルツリーでシュリの身体能力を強化可能。シュリに協力してくれる幽霊は、少年のようなトゥユル、長い間眠っていたポチ、少女のようなクンティなど30種類登場し、それぞれ独自の魔法で彼女を助けれくれるそうだ。そのほか、本作のグラフィックは2Dで構成されている。不思議でどこか不気味さも感じさせるアートの数々は、インドネシアの民間伝承の世界へプレイヤーを誘うだろう。
『ゴーストパレード』国内コンソール版は、PlayStation 4/Nintendo Switch向けにフリューから2020年発売予定。価格は税抜4400円。ダウンロード版のほか、PlayStation 4向けにはパッケージ版も予定されている。