Google Stadiaの動きの遅さに不満が寄せられる。「ゲームについてはパブリッシャー次第」とGoogleはたじたじ

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Googleは1月16日、クラウドゲームサービス「Stadia」について、2020年には120タイトル以上のゲームをラインナップに追加し、また今年前半には10本以上の時限独占タイトルを提供する計画を明らかにした(関連記事)。しかし、具体的なタイトルについては一切言及されなかったことなどにより、一部ユーザーの間では不満が鬱積しているようだ。

Stadiaは、2019年11月に欧米14か国にてローンチし、現時点で計28タイトルを提供中だ。この間には、幾度か2タイトル前後ずつラインナップへの追加をおこなっているが、充実したペースとは言えずさらなるタイトルが求められている。そうした中で上述した計画が発表されたわけだが具体的な姿は見えず、またほかのサービス面の改善の遅さについての不満もあり、Googleに説明を求めるRedditへの投稿は大きな注目を集めた。

GoogleのコミュニティマネジャーGrace氏は1月27日、このRedditへの投稿に対して、指摘されたすべての懸念はまったくもって当然であり、皆がなぜそのようにフラストレーションを感じているのかも理解しているとコメント。この場で共有できる新たな情報は持っていないが、コミュニティのフィードバックは必ずチームに伝えると約束した。

そしてGoogleは1月30日、海外メディアGamesIndustry.bizを通じてコメントを発表。120本ものゲームを追加していくとしながら、タイトル名を一切明かさなかったことについて説明した。担当者はまず、具体的な情報を知りたいというユーザーの気持ちは理解しているとしたうえで、120タイトルすべてをStadiaチームから発表できるわけではなく、タイトルを提供するパブリッシャー次第であると述べる。事前に計画されたプロモーションやイベント、また開発状況や株主からの要請なども関係し、ゲームを発表するタイミングに関しては数多くの要素が絡んでいるという。

すなわち、まだ発表する準備ができていない段階ではあるが、今年は120タイトルを用意していると先行して案内したようだ。これは、公式ブログへの新年最初の投稿ということで、大まかな計画を示すに留めたということもあるだろうが、ゲームラインナップの充実を求めるユーザーを安心させたいという狙いもあったのかもしれない。

Stadiaのローンチとほぼ同時期に、プレビュー版として一部の国でサービス開始されたマイクロソフトのクラウドゲームサービス「Project xCloud」では、現時点で80タイトル以上を提供しており、また今月にはStadiaの目玉のひとつとされた『Destiny 2』を含め10タイトル以上を一気に追加。このハイペースの拡充ぶりや、現状のStadiaよりも幅広いAndroidデバイスをサポートしていることなどから、一部海外メディアでは早くもStadiaを脅かす存在になっていると報じるところもある(Windows Central)。こうして比較されることも、StadiaユーザーのGoogleへのプレッシャーに繋がっている側面はありそうだ。

前出のGoogle担当者は、Stadia向け独占タイトルのいくつかについて、近く情報を提供できるとの見込みを示している。同社は、Web番組「Stadia Connect」を通じて最新情報を届けてきたが、ローンチ以降は途絶えており、その復活が期待されるところだろう。「Founders Edition」を購入しローンチと同時に加入したユーザーは、来月にはその加入期限を迎えるため、いずれにせよGoogleとしては契約更新してもらうための材料を提供するはず。また日本のゲーマーとしては、日本での展開についても進展があることを望みたい。

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