『ボーダーランズ3』PC版の最高同時接続プレイヤー数が、『ボーダーランズ2』当時の約2倍を記録。一方でセーブ関連のトラブルも

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9月13日にローンチを迎えた『ボーダーランズ3』について、開発元Gearbox SoftwareのCEO Randy Pitchford氏は9月14日、PC版の発売初日の同時接続プレイヤー数のピークが、『ボーダーランズ2』の最高同時接続プレイヤー数の約2倍に達していたことを明らかにした。

Pitchford氏は具体的な数字については触れなかったが、Steamでのゲーム毎のプレイヤー数を非公式に計測しているSteam Chartsによると、『ボーダーランズ2』の全期間を通じた最高同時接続プレイヤー数は約12万3600人とのこと。つまり、PC版『ボーダーランズ3』の発売初日のある時間には、約24万7000人が同時にプレイしていたようだ。Pitchford氏は翌15日に、同時接続プレイヤー数は増加を続けており、同スタジオとしての新記録を樹立したと述べ、また16日にも前日の記録を超えたことを報告。事前の予想を大きく超える結果だとした。

本作のPC版は、Epic Gamesストアで独占販売されている。Epic Gamesストアというと、期待作を独占タイトルとして囲い込む戦略や、ストアとしての機能不足などに対する批判的な見方が多く、独占タイトルの販売・開発元のSNSでは、Steamでリリースされるまで待つと伝えるPCゲーマーも多く見られる。

Steamでの発売直前に、Epic Gamesストア独占販売へと突如舵を切って物議を醸した『Metro Exodus(メトロ エクソダス)』の売り上げにおいても、GDC 2019でのEpic Gamesの講演の中で、Steamで発売された前作『Metro: Last Light(メトロ ラストライト)』の2.5倍の初動だったことが明かされていた(Polygon)。Epic Gamesストアの利用を避けるPCゲーマーの声が多く聞かれるものの、実際にはかなりの同ストアユーザーがゲームを購入して楽しんでいるようだ。

もっとも、『ボーダーランズ3』をSteamでリリースしていれば今回の記録をさらに上回っていただろうという意見もある。ちなみにSteam Chartsによると、約24万7000人という同時接続プレイヤー数は、『PAYDAY 2』が2017年に記録した歴代10位の人数と同程度。Steamが持つ膨大なユーザー数や、『ボーダーランズ2』以降も人気を高めてきた同シリーズからすれば、さらに上位に食い込める可能性は確かにあるだろう。『ボーダーランズ3』のEpic Gamesストアでの独占販売期間は6か月間となっており、2020年前半にはSteamでもリリースされるものと思われる。

*Randy Pitchford氏は、『ボーダーランズ3』にてメインで使用しているキャラクターをファンに質問。FL4K(フラック)が頭ひとつ抜ける結果となった。

なお現在『ボーダーランズ3』では、フレームレートが不安定であったりスタッタリングが発生するなど、いくつかの技術的な問題がプレイヤーから報告されている。開発元Gearbox Softwareは、そうしたフィードバックを継続的にモニタリングしており、ゲームのパフォーマンスやQOLの向上について取り組んでいるとのこと。詳細は近く公式サイトにて発表すると案内している。

また、クラウドセーブ機能の不具合によりセーブデータを失ったという報告もあり、こちらについてはEpic Gamesが本日17日にバグ修正を施したことを報告している。オンラインとオフラインの別々のPCにて本作をプレイするとセーブデータが混在することがあり、ローカルかクラウドのどちらかのセーブデータを選択するよう求めるポップアップが表示される。その際にはいかなる場合でも、「Newer」と表示された最新のファイルを選択してほしいとしている。古い方を選択するとセーブデータが失われる可能性があり、一度消失すると復旧はできないとのこと。

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