物理演算戦争シミュレーター『Totally Accurate Battle Simulator』早期アクセス配信開始。ふにゃふにゃな奴らのぐだぐだ戦闘を見守る

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インディースタジオLandfall Gamesは4月1日、『Totally Accurate Battle Simulator』をSteamにて早期アクセス配信開始した。価格は1520円。早期アクセス期間は1年以内に終わる予定そうで、値上げの計画もあるという。

『Totally Accurate Battle Simulator』は、任意のユニットを戦場に配置して戦わせるシミュレーターだ。プレイヤーはユニットを操作できず、できることはユニットを選択し任意の場所に配置して戦況を見守ること。カメラなどは動かすことが可能。戦闘は、ユニットの特性や、本作に導入されている物理演算に基づいて展開される。ユニット同士がもみくちゃになりながら競い合う、ぐだぐだな戦いが繰り広げられる。

戦場に登場するユニットにはさまざまな種類があり、突撃する前衛キャラから矢を射る後衛キャラが存在し、時代や世界観によって幅広い。マンモスからヴァルキリー、ゼウスなども登場する。これらのユニットにはそれぞれパラメータや行動パターン、そして強さに合わせたコストが設定されている。またユニットの配置場所によって、シミュレーションの展開は大きく変わる。本作の物理演算は少々気まぐれなところがあり、同じユニットを同じ配置で戦わせても結果が異なることもあるだろう。

モードは大きく分けて2つあり、限られたコストで相手陣営を攻略していくキャンペーンモード。そしてレッド軍とブルー軍に分かれさせ、ユニットを配置し自由に戦わせるサンドボックスが存在する。サンドボックスモードではマンモス2体と農民30人を競わせるなど、めちゃくちゃな組み合わせが可能だ。

同ジャンルの作品としては、より大規模にユニット同士を戦わせる『Ultimate Epic Battle Simulator』なる作品が存在する。こちらはマクロ的な視点がより楽しい作品で、本作はぐにゃぐにゃの物理演算が生かされるという意味でミクロ的な楽しみ方があるゲームといえるかもしれない。いずれにせよ、本作は戦場を演出して見るだけで、ゲームとしてはシンプルなので、割り切った楽しみ方が求められるだろう。

少々残念なのは、おふざけ要素が少ない点。以前公開されていたアルファ版ではヒラリーとトランプを戦わせることが可能だったりとおふざけ要素満載だったが、今作ではそうしたユニットがまだ登場しておらず、予測不可能な戦いの組み合わせというのは乏しい印象。今後の開発によっては、忍者なども実装されるようなので、今後のコンテンツ増量に期待を寄せたい。

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