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インディーゲームがこの1年で大躍進、「初動のヒット作数はAAA超え」との業界レポート。発売初月50万本超えゲームは半数近くインディー、大作顔負けの売れっぷり
PC・コンソールゲーム市場ではこの1年で、発売初月で50万本以上を売り上げたゲームの数が増加し、インディーゲームが勢いを増していたという。

ゲーム市場調査会社Sensor Towerによると、PC・コンソールゲーム市場では2025年9月から2026年8月までの1年間、前年と比べて発売初月で50万本以上を売り上げたゲームの数が増加。AAAタイトルの勢いはそのままに、インディースタジオの作品や新規IPからも突出した売上を記録するゲームが大きく増加したという。
Sensor Towerは今回、同社傘下の市場分析サービス「Video Game Insights(VGI)」で推計されたSteam・PS・XBOXにおけるゲームの、発売初月(発売後30日間)の有料販売本数データをもとにしたレポートを公開。同レポートによると、2025年9月から2026年8月までに発売されたゲームのうち、発売初月で販売本数が50万本以上を記録した作品は76作品となり、前年の55作品から増加を見せたという。これらの作品の発売初月の有料販売本数は合計1億8240万本に達し、前年から51%増加したとのこと。
レポートによれば、発売初月の販売本数が50万本以上を記録した作品のうちAAAタイトルは、前年27作品であったところから28作品とわずかに増加。AAタイトルは前年と変わらず15作品だった一方で、インディーゲームは13作品から33作品に増加し、全体の43%を占めていたそうだ。

また発売初月で販売本数が50万本以上を記録した作品のうち、新シリーズの第1作については前年に21作品であったところから40作品に増加。このうち新規IPは35作品を占めており、うち27作品はインディースタジオが制作したゲームだった。つまり、インディースタジオ発の新規IPでもしっかりと成功をおさめていることがうかがえるだろう。
成功をおさめたインディー作品の具体例として、まずはいわゆるfriendslopと呼ばれるような、フレンドと賑わいながら遊べる安価な協力プレイゲーム・パーティーゲームが売り上げを伸ばしていることが紹介。発売初月の販売本数が50万本以上の作品は前年が5作品であったところ9作品に増加しており、合計販売本数は1920万本から3230万本に増加。『めっちゃカメレオン』『How to Fish』『RV There Yet?』が例に挙げられた。
またインディースタジオの新規IPは発売初月の販売本数が50万本以上の作品が前年で7作品であったところから18作品に増加し、合計販売本数は1120万本から2290万本に。こちらは『エスケープ フロム ダッコフ』『Dispatch』『Megabonk』が例示されている。そしてインディー作品の続編も1作品から6作品に増加しており、こちらは合計販売本数が140万本から1470万本に増加。『Slay the Spire 2』『Hollow Knight: Silksong』が例として挙げられた。
集計期間が2025年9月から2026年8月ということもあり、Sensor Towerの推計には『Slay the Spire 2』『Hollow Knight: Silksong』という大ヒットを記録した人気作の続編が2作品含まれている点には留意したい。それでも今回のレポートからはfriendslopと呼ばれるようなゲームを筆頭に、さまざまなインディースタジオがこの1年でヒット作を輩出していることが垣間見える。

なおインディー作品といえば、まずはSteamで作品を販売し、その後コンソール向けに移植されることも一般的だ。Steamではユーザーの好みに基づいてセールや新作をおすすめ表示する機能の実装・強化に注力されている様子もうかがえ、friendslopといった流行ジャンルの存在だけでなく、そうした機能の存在もインディー作品のヒットを後押ししているのかもしれない。
一方でSteamでは近年2万本規模の大量の新作が発売されていることも話題となっている。また恒例の体験版配信イベント「Steam Nextフェス」の2026年10月エディションが日本時間10月27日午前2時までおこなわれているが、今回はイベント対象となるゲームが7000本以上にまで増加し、ストアでの発見可能性の低下も懸念されている(関連記事)。生成AIで開発を効率化させる開発者も増えているとみられるなかで、今回報告されたようなインディー作品の躍進が続いていくかも注目される。
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