水墨画風ジャンプアクション『点睛(TENSEI)』無料デモ版配信開始。穏やかな空間を無心で跳び上がり、龍の姿を得て空へ
株式会社ニューロン・エイジの社内開発チームProject Pegasusは11月10日、『点睛(TENSEI)』のSteamデモ版をリリースしたことを発表した。対応プラットフォームは本稿執筆時点ではPC(Steam)のみだが、そのほかマルチプラットフォームで展開予定とされている。ゲーム内は日本語表示に対応する。
『TENSEI』は3Dエンドレス・ジャンプアクションゲームだ。水墨山水画のようにモノトーンな世界が舞台となっており、その世界でプレイヤーは空へと昇っていくことを目指す。プレイヤーが操作するのは目玉のような存在。3段ジャンプが使用可能となっていて、その力で足場を乗り継ぎ、上へと高く跳んでいくこととなる。紙の上を筆でなぞるように空へと登っていく体験を通じて「無心になれるひととき」を提供する作品とのこと。
ほか、プレイヤーはジャンプだけでなく急降下(ドロップ)することも可能だ。ドロップはただ急降下するだけでなく、フィールド内で赤黒く光るダメージゾーンを無効化することができる。
そしてダメージゾーンを無効化したり、フィールドに存在するリングを通過したりすると、画面右下にあるゲージが増加する。このゲージが満タンになると、龍の姿を得てブーストモードとなる。ブーストモードではダイナミックに空間を飛びまわることができ、トレイラー内でも天空に向かって跳びあがるプレイヤーキャラと龍の姿を確認できる。
またトレイラーでは普段は目玉のプレイヤーキャラが、蝶やカエルやウサギといったさまざまな動物に変身している場面もある。変身した動物によって性能の違いがあるのかもしれない。水墨画のタッチで描かれて活き活きと動くさまざまな動物のビジュアルも見どころとなりそうだ。
本作を手がけるProject Pegasusは、大阪・東京に拠点を構えるデベロッパーであるニューロン・エイジの社内インディー開発チームだ。同チームは2020年に最大4人プレイ対応のパーティーゲーム『PLAY DOG PLAY TAG』をリリースしている。同作ではプレイヤーは犬となり、飼い主を好き勝手に引きずり回すコミカルなゲームプレイが繰り広げられた。『TENSEI』では一転して1人プレイ用ゲームとなり、落ち着いた世界観。チームの新たな挑戦となるようだ。
なお本作ではリリースにあたり、題字の『点睛』の揮毫を書道家の臼井鳳九氏に依頼したという。水墨画調で描かれる禅の風景と臼井氏による揮毫による印象的な新メインビジュアルにも注目したい。
『点睛(TENSEI)』は現在PC(Steam)にてデモ版が配信中。リリースは2024年内の予定で、各プラットフォームへの対応なども含め開発中とのことだ。