狼の大自然アドベンチャー『Lost Ember』PC/コンソール国内発売が正式決定。GameTomoより年内リリースへ


株式会社GameTomoは8月29日、『Lost Ember』をPC/PS4/Xbox One/Nintendo Switch向けに国内発売すると発表した。ダウンロード専用タイトルとして、2019年内にリリースするという。

『Lost Ember』は、大自然を探索するアクションアドベンチャーゲームだ。ドイツのインディースタジオMooneye Studiosが開発を手がける。舞台となるのは、文明が滅び緑に覆われた世界。プレイヤーとなる狼は、ふとしたことをきっかけに精霊に導かれ、数千年前に滅んだとされる文化の手がかりを発見する。古代の文化にどこか懐かしさを感じた狼は、古の時代に何が起こったのかを知るために旅へ出る。動物たちの力を借りながら、古代文化につながる街「マチュ・キーラ」を目指す。

本作では、プレイヤーは他の動物に憑依する能力を持った狼となり、広大な大自然を探索する。憑依できる動物の種類はオウムからモグラ、タカ、カピバラ、ヤギ、牛まで幅広い。たとえば、足場のない断崖絶壁では、タカになり飛ぶことで対岸まで辿りつくことができる。行き止まりに出会った際には、モグラとなって地中へと潜ることで先に進むことが可能。流れの激しい川では、魚となれば先へと進める。さまざまな動物へと変身しながら立ちはだかる困難を乗り越えていくのだ。現時点で、15種類の動物に憑依することが可能となるようだ。

『Lost Ember』は、発表時からビジュアルや音楽の美しさから注目を集めており、Kickstarterでは32万6000ユーロ(4100万円)の調達に成功。Gamescom 2018のBest Indie Gameに選ばれたほか、2019年6月に京都で開催されたBitSummit 7 SpiritsにおいてもVisual Excellence Awardにノミネートされるなど、前評判も高い。『Cuphead』のローカライズや『プロジェクト・ニンバス』の開発に携わるGameTomoより発売されるということで、丁寧なローカライズによる国内発売が期待できそうだ。

なおGameTomoは『Lost Ember』の発表に伴い、『Ballistic Craft: 弾導のアルケミスト』のパブリッシングについても告知している。同作はインディーサークルPalladium Softが手がける弾導アクションバトルアリーナで、国内のゲームイベントなどでも存在感を放っていた作品。毛色はかなり違うが、『Lost Ember』と『Ballistic Craft: 弾導のアルケミスト』は共に前評判が高い。発売に向けた今後の続報に期待しておこう。