嘘だらけの推理ADV『Telling Lies』8月23日に日本語対応で配信へ。4人の生活を覗き見、隠された真実を見つけ出す


Annapurna Interactiveは8月17日、『Telling Lies』を現地時間8月23日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC/Mac(Steam)およびiOS。『Telling Lies』は、『Her Story』『サイレントヒル シャッタードメモリーズ』といったアドベンチャーゲームを手がけてきたサム・バーロー氏による新作である。Steamストアでは日本語対応の表記が確認されている。そのほかのAnnapurna Interactive作品と同様に、日本語でプレイできることだろう。

『Telling Lies』では、プレイヤーは盗み出された NSA(アメリカ国家安全保障局)のデータベースが入ったノートPCを調べていく。データベースには4人の人物の、2年間にわたるプライベートな生活を秘密裏に録画した映像が無数に保存されている。映像には嘘が混ざっており、複数の映像を丹念に調べ上げることで、どの発言が真実で、どの発言が嘘なのか見抜いていくことになる。そして次第に4人の物語が結びついていくのだ。

前作『Her Story』のように、検索ワードを入力してデータベースから新しい映像を掘り起こし、ストーリーの全貌を明らかにしていく形式になるだろう。録画されたビデオ通話では、画面に映る発話者の発言だけが聞こえる仕組みとなっており、会話の全貌を理解するには会話参加者全員の映像を探し出す必要があるという。

なお、『Telling Lies』の規模は『Her Story』の4~5倍になるという(Polygon)。システム面なども含めて『Her Story』との類似性を感じさせる新作であるが、バーロー氏は『Telling Lies』は『Her Story』の続編ではないと明言。作品としての独自の雰囲気や個性があるといい、前作とは異なるものに仕上がっており、分けて見てほしいとコメントしている。また新作にはセクシャルな表現も含まれていることもたびたび示唆されてきた。

『Telling Lies』は現地時間8月23日にSteam/iOS向けに配信予定だ。