『キングダム ハーツIII』の「最初のワールド」でレベル99に上げきった男現る。284時間の(オリンポス)山ごもり生活で達成した境地

『キングダム ハーツIII』の最初のワールドとなる、オリンポスにてレベルを99まで上げきったプレイヤーが現れた。そのプレイヤーとは、ゲーム実況者のAaroneousGaming氏(以下、Aaron)。発売日から2か月をかけて地道に手作業でレベルを上げ続け、284時間11分で主人公であるソラをレベル99まで鍛えあげた(該当シーンリンク)。

そのレベル上げのルートはというと、オリンポス山の下山だ。同ワールドは大きく分けてテーベの街とオリンポス山と天界に分けられる。オリンポス山頂上、つまり天界に近いセーブポイントに飛び、そこからひたすら下山し続ける。湧きポイントに立ち寄りながら、ひたすらにハートレス達を叩き、テーベの街へ至る。このマラソンが基本であった。途中からレベル上げの作業は徐々に最適化され、オリンポス山の上層の段差のある湧き地点の定住へと転向。一斉に敵が湧くこのエリアで敵を倒し、一度Uターン。ふたたび敵をスポーンさせるという高効率のルーチンワークを繰り返し、敵を倒し続けた。

その一連のプレイの様子はTwitchにて公開されているが、そのプレイはプレイというより作業、いや修行と表現するに相応しい。配信開始直後はいつも元気いっぱいなAaron氏であったが、配信開始から時間が経つにつれて、徐々に目が虚ろになっていく。視聴者とのコミュニケーションをモチベーションにしつつ、時に「やってらんねえ」とこぼし飲酒や喫煙をしながら、Grind(レベル上げ)を続けた。

疲れた氏のもとに愛犬が寄ってくるほっこりシーンも

そして3月29日、ついにレベル99になる日がきた。数日前から達成日時を予告し、万全の準備をもって構えていた氏は、配信開始直後から神妙な顔つきで敵を倒し続ける。そしてついにハートレスを倒しレベル99に。そのあまりの過酷な道のりからか、達成したのちに静かに号泣し続ける。寒さの影響で赤かった鼻に加えて、静かな涙により目も赤くなっていった。そして、大量に送られ続ける視聴者からの祝福のメッセージに対し、感謝を示し「このゲームをプレイしていて本当によかった」と短く想いを告げた。小さな息子にもらったという手作りの王冠を頭にのせ、視聴者と喜びを分かち合った。

実はAaron氏は、『キングダム ハーツ』および『キングダム ハーツII』でも序盤でのレベル99達成をしてきた筋金入りの「序盤レベル99」オタク。序盤でレベル99を上げるのは説明こそ容易であるが、することはとにかく単純作業。ティーダを相手に攻撃を弾き続けた『キングダム ハーツ』(所要時間210時間)、そしてトワイライトタウンを徘徊し続けた『キングダム ハーツII』(所要時間494時間)。『キングダム ハーツIII』は、序盤からアトラクションフローや連携アクションを繰り出せるので、前二作品よりは刺激的なGrindを楽しめる。とはいえ、それを284時間続けるのは、並々ならぬ忍耐力がないと遂行不可能だ。Aaron氏も達成後には「こんなに想いが溢れ出るとは思わなかった」と驚いている。三度目となっても、やはり284時間をかけてレベル上げを続けるのは、精神的にはかなり苦痛であったようだ。

Aaron氏は、リマスターである『キングダムハーツHD1.5+2.5リミックス』からシリーズに入ったプレイヤーであるが、ゲームの魅力に虜になりこうした挑戦を始めていた。今回の達成の前にも、シリーズを作り上げた野村哲也氏やシリーズスタッフにも深い感謝を述べている。現在はレベル上げという修行からは解き放たれたのち、レベル99とは別に新たなデータを立ち上げ『キングダム ハーツIII』本編をじっくり楽しんでいるAaron氏。そんな氏は、全世界を見渡しても、特に『キングダム ハーツIII』を遊び込み、楽しんでいるプレイヤーのひとりであるといえそうだ。

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