スライム牧場経営シミュレーション『Slime Rancher』日本語に対応。一人称視点でキュートなスライムを吸い込み集めて飼育する

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インディースタジオMonomi Parkは本日7月18日、現在Steamなどで配信中のFPS『Slime Rancher』を日本語に対応させたことを発表した。この日本語対応は、ドローンスライムを導入する大型アップデート「Automatic Update」の一環として実施されている。「Automatic Update」で導入されたドローンを使えば、牧場経営の作業の一部を自動化することができるなど、プレイヤーの作業を助ける。任意の作業をドローンに任せて、快適な(スライム)牧場ライフを楽しもう。

『Slime Rancher』は、多数のスライムたちを育てる一人称視点型のシミュレーションゲームだ。主人公となるのは、地球から1000光年離れた惑星ハルカーナでスライム牧場を経営することになった女の子ベアトリクス・ルボーだ。スライムを吸引できるバキュームガンを持ったプレイヤーは、集めたスライムを飼育場で育て、餌を与えてプリットと呼ばれるアイテムを生ませる。このプリットを売って資金を集め、飼育場を新設したり、装備を強化したり、牧場をアップグレードしたりしていくというのが、基本的なゲームプレイの流れだ。

本作の特徴は、スライムの多彩さだ。ゲーム内にはさまざまなフィールドが用意されており、牧場から出向いて現地のスライムや餌を収集し、牧場に持ち帰ることになるのだが、フィールドによって出現するスライムが異なったり、またゲーム内時間によって出現するスライムが異なるなど、個性豊かなぷにぷに達と出会うことができる。害がなくただかわいいスライムもいれば、持ち帰れないほど巨大なスライム、プレイヤーを攻撃する獰猛なスライム、飼育場に置けばケージから羽ばたいてしまうスライムなど、とにかく種類が多い。彼らを集めて飼育しつつ、時にプリットを与えて進化もしくは配合させ、時に野に返すのだ。一人称視点のシューティングとシミュレーションという異質なジャンル融合であるが、それほどエイミングのテクニックは要求されないので、比較的カジュアルなプレイヤーでも楽しめる作品になっている。

早期アクセス配信当初から評価が高く、昨年8月には正式リリースを果たし、売上は100万本を突破している。多くのSteamユーザーから親しまれる作品である一方で、日本語には非対応かつテキスト量が多いことから、快適にプレイするには一定の英語力が必要だった。今回実装された日本語をチェックしてみたが、フォントや文体などは違和感なく、丁寧に翻訳されている印象だ。ゲーム内資料も訳されているので、ゲームの世界観への理解も進むだろう。現在セールは実施されていないが、日本語実装を記念に購入したり、もしくはウィッシュリストに入れてその時を待ってみてはいかがだろうか。

なお本作は、海外向けには8月21日にPlayStation 4版の発売も予定されている。

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