『Apex Legends』アリーナモードのランクマッチはシーズン10で実装予定。開発者が明言


Apex Legends』にて、アリーナモードのランクマッチがシーズン10で実装されるようだ。開発者が明かしている。Electronic Artsは7月9日、「EA PLAY Live 2021 Spotlight – The Future of FPS」をライブ配信した。そのなかで、今シーズンにてアリーナモードが実装されたことを踏まえつつ、「バトルロイヤルを超えて『Apex Legends』を拡張すること」について今後のさらなる方針について尋ねられた。 

ここで回答したのが、ゲームディレクターのChad Grenier氏。同氏は、まずバトルロイヤルが今後も『Apex Legends』で第一の焦点であり続けることを前置き。そのうえで、戦闘サイクルやゲームプレイのコア部分などを活かしてより多くの遊び方を提供するため、最新シーズンにてアリーナモードを実装したと説明した。そして、続けてシーズン10にてアリーナモードのランクバージョンをリリースする予定であると明言した。 
 

*17分28秒ごろより、該当箇所。 

 
アリーナモードの実装時期については、Respawn Entertainmentにおけるコミュニティ&コミュニケーションディレクターであるRyan K. Rigney氏によりすでに示唆されていたことがある。今年の4月にも、同氏はアリーナモードのランクマッチ実装について「シーズン10を目指している」と述べていた。今回Grenier氏の発言により改めて時期が明確に確定したかたちだ。なおRigney氏がアリーナモードについて明かしていた情報はほかにもある。現在のアリーナモードではランク評価はないものの、すでにMMR制の評価制度がバックエンドで働いていることが明らかになっている。 

MMR制とは、マッチメイキングレーティング(Matchmaking Rating)の略称だ。プレイヤーのゲーム内のスキルレベルを定義するための離散数のこと。プレイヤーのスキルレベルとおおむね同等の対戦相手とマッチングするために用いられる。勝利した場合はMMRが高くなり、敗北した場合は低くなる。多くのゲームにてランク制度にもいられている数字だ。アリーナモードにも当初からMMRが仕組まれていたということで、ランクマッチ実装後にはそうしたデータが役立てられることだろう。 
 

https://twitter.com/RKRigney/status/1389701655361331202

 
『Apex Legends』は現在、コレクションイベント「ジェネシス」を開催中。こちらの期間は現地時間で7月13日までとなっている。次なるシーズンやアリーナモードのランクマッチについては、現地時間7月22日に配信予定のEA Play Liveでさらなる情報が明かされるかもしれない。