剣戟格闘ゲーム『SAMURAI SPIRITS』ゲームプレイ映像公開、2019年初夏に発売へ。「EVO 2019」のメイン競技種目に早速採用

 

SNKは2月27日、剣戟格闘ゲーム『SAMURAI SPIRITS』の最新映像を公開した。本作は、同社の『サムライスピリッツ』シリーズの完全新作タイトルで、Unreal Engine 4を用いて開発中。これまでに、少なくともPlayStation 4向けにリリースされることが確定している。そして今回、2019年夏の早い時期に全世界同時に発売予定であることが明らかになった。

今回公開された新たなティザー映像では、本作のゲームプレイが紹介されている。登場するのは、覇王丸・柳生十兵衛・ナコルル・アースクェイク・ガルフォードといった、シリーズ第1作目からのおなじみのキャラクターたちで、これらのキャラクターが参戦することはこれまでに判明している。本作は3Dグラフィックと2Dスタイルのゲームシステムを組み合わせており、覇王丸の天覇封神斬など大技を発動する際には、キャラクターにカメラが寄る演出が取り入れられていることが分かる。肌や服などに返り血や汚れが付く表現も確認でき、また日本画風の色使いや筆で描いたような表現など、こだわりの感じられるビジュアルが印象的だ。

映像では本作のUIも初めて確認でき、おなじみの怒りゲージも健在だ。またカウンターでのボーナスなどのシステム面も垣間見える。ほかの登場キャラクターを含む本作の詳細はまだ伏せられているが、3月28日からアメリカ・ボストンで開催されるイベントPAX Eastにプレイアブル出展されるとのことなので、このタイミングでまた新たな情報が出てくるかもしれない。

また本日2月27日には、アメリカ・ラスベガスにて8月2日から開催予定の世界最大規模の対戦格闘ゲーム大会「EVO(Evolution Championship Series)」のメイン競技種目9タイトルが発表されており、『SAMURAI SPIRITS』が早速採用されている。『サムライスピリッツ』シリーズとして、EVOのメイン競技種目に採用されるのは本作が初めてになるようだ。

そのほかのタイトルを見てみると、『鉄拳7』『ストリートファイターV アーケードエディション』『ドラゴンボール ファイターズ』『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』が昨年に引き続き採用。そして、昨年エキシビジョンがおこなわれた『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』『ソウルキャリバー 6』、同じく昨年サイドトーナメントに登場した『UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late[st]』、そして今年4月に発売予定の『Mortal Kombat 11』が新たに名を連ねている。人気の高かった『大乱闘スマッシュブラザーズDX』や『GUILTY GEAR Xrd』シリーズなどは選に漏れ、代わってサイドトーナメントがおこなわれるとのことである。EVO 2019のエントリーの受付はSmash.ggにて本日から開始しており、申し込み期限は7月15日までとなっている。