核戦争後のモスクワを描くFPS『Metro 2033』が3月16日までSteamで無料。終末世界FPSのオリジナル版を手に入れる貴重なチャンス

 

Deep SliverがSteamにて『Metro 2033』の無料配布を始めた。期間は3月16日午前2時00分までとなっている。Steamのストアページでダウンロードすれば本作がライブラリに追加され、その後もプレイ可能だ。日本語へは未対応。Steamでは3月16日まで『メトロ』シリーズがセール中だ。 
 

  
『Metro 2033』はロシアの作家ドミトリー・グルホフスキーの小説シリーズを原作としたFPSだ。世界は核戦争で崩壊し地上は放射能で汚染され、わずかに生き残った人々はモスクワの地下鉄の中で暮らしていた。人型のミュータント「ダークワン」が出没し始め、人々の精神を蝕み駅の平和を脅かしている。主人公アルチョムは駅のひとつで育った青年。故郷の地下鉄駅を守るため、地下鉄の中心にある都市へ救援を求める。 

アルチョムは各駅でユニークな人物に出会い、一緒に行動することになる。巨大な地下鉄網の中には多様なコミュニティが存在し、共産主義やファシズムなど過激な集団に出会うこともあるだろう。暗い地下鉄では超常現象が発生しており、地上はミュータントで溢れている。人々が暮らす地下鉄や、凍てついたモスクワの地表の作りこみも特徴。世界観と一人称で語られる物語の魅力が高い評価を受けた作品だ。 
 

 
入手できる弾薬と持てる弾薬の数には限りがある。できるだけ物資を温存しながら戦わなければならない。また場所によっては汚染がひどいため、ガスマスクを装着する。マスクのフィルターの確保も必要になるだろう。本作の開発を手がける4A Gamesには、『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズを開発したGSG Game Worldのスタッフも在籍している。2010年発売とやや昔の作品であるが、当時としてはパーティクルや影の表現が美しいグラフィックが特徴であった。 

なお今回無料となったオリジナル版『Metro 2033』とともに、グラフィックやシステムが改善したリマスター版『Metro 2033 Redux』もSteamで配信中だ。こちらは武器のカスタマイズやUIも現代的にアップデートされている。しかしオリジナル版『Metro 2033』も根強いファンが多い作品だ。この機会に手に入れてみてはいかがだろうか。