カテゴリー レビュー・インプレ

レビューは、オンラインゲームなど終わりがないものを除き、原則クリアしたタイトルを対象にしています。アーリーアクセスやデモなど正式発売前のゲームはプレビュー、軽い紹介はインプレッションとして分けています。

『ファイアーエムブレム エンゲージ』レビュー。万人受けしないジャンルを大衆に届ける難しさ

『ファイアーエムブレム エンゲージ』は、万人受けしないSRPGというジャンルを万人受けさせるという使命を帯びて生まれた作品だ。達成率については半々に落ち着いてしまったが、彼の姿勢には長期間にわたるシリーズ継続について、考えさせられるものがある。

“怪物使役ローグライトハクスラルーターシューター”『SYNCED』とはどんなゲームなのか。ベータテストで確認した魅力と不満

『SYNCED(シンクド)』は、中国のデベロッパーNExT Studiosが開発中のローグライトルーターシューターゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)。現在オープンベータテストを実施中。本稿ではゲームプレイの様子をチュートリアル、PvE、PvPの3つにわけて紹介していく。

Steam新作メトロイドヴァニア『フロンティアハンター ~エルザの運命の輪~』は、操作が楽しい王道探索アクションだった。早期アクセスながら安心のクオリティ

IceSitruunaは12月15日、メトロイドヴァニア『フロンティアハンター ~エルザの運命の輪~』の早期アクセス配信を開始した。結論を言ってしまうと、本作は操作しやすい基本動作の上へ意欲的にシステムを盛った、派手なアクションゲームとなっていた。

『マーベル ミッドナイト・サンズ』先行プレイ感想。スーパーヒーローとカードゲームとシミュレーションの融合は興味の尽きないオリジナリティを生んだ

『マーベル ミッドナイト・サンズ』は、オリジナリティを生み出しながら、シミュレーションゲームに付き物であるとっつきにくさも解消している。序盤を先行してプレイする機会に恵まれたため、内容の紹介および、インプレッションを提示していこう。

『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』レビュー。思春期の息子と神々の黄昏、新たな神話は続編に相応しい造形美を誇る

稀代の傑作という評価を受けた『ゴッド・オブ・ウォー』の続編として登場した『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』は、現代に語られるべき神話として相応しい作品に仕上がっている。血塗られた復讐譚から始まった神殺しの伝説は今や、恐ろしく困難な現実に傷ついた私達の心を包む、温かな毛布となった。

「サイバーパンク エッジランナーズ」レビュー。トリガーとCD PROJEKT REDがぶつかってスパーク。唯一無二の化学変化を起こした作品    

「サイバーパンク エッジランナーズ」は『サイバーパンク2077』の派生作品として素晴らしいクオリティを誇る作品であった。他人のリプレイではなく、ナイトシティにおける歴史の一幕として、忘れ得ぬ感動をもたらしてくれるアニメーションである。「サイバーパンク エッジランナーズ」は、Netflixにて9月13日より配信。

フランス革命アクションRPG『スチールライジング』レビュー。調整の甘さですべてを台無しにした、優しすぎるソウルライク

『スチールライジング(Steelrising)』レビュー。出来が良くないゲームと一口に言ってもその実態にはさまざまなものがある。中でも『スチールライジング』は高すぎる理想に対し、予算や開発力が追いついていない典型例である。本作はレベルデザインやナラティヴデザインといった、根本的な部分の調整を怠った結果、何もかもが台無しになった作品である。