カテゴリー コラム
評論や分析、問題提起など
JRPGはどうなるべきなのか?RPGを愛する海外デベロッパーに聞く、JRPGの現在地と未来
JRPGとは「Japanese Role Playing Game」の略称で、日本で生まれたRPGを指す言葉だ。弊誌は、RPGを愛する海外のゲームデベロッパー5名に、JRPGについての印象と、JRPGがどのように方向性を目指すべきかという質問を投げかけ、思いの丈を語っていただいた。
トランプ政権樹立前後の世界の分断を予言したSF作品 『Deus Ex: Mankind Divided』
本作はドナルド・トランプ大統領が就任して以降、特に日本でも目にすることが多くなった“分断(divided)”の状況を予言した内容になっている。それだけではなく、イギリスのEU脱退をはじめ、現在の欧米で進行している分断の状況を、『Mankind Divided(人類の分断)』というタイトル通り疑似体験するビデオゲームなのである。
よくわかるアーケードアーカイブスの歴史教科書(3):忍者くん 魔城の冒険
よくわかるアーケードアーカイブスの歴史教科書、第3回で取り上げるのは『忍者くん 魔城の冒険』。ジャンプの感覚がちょっぴり特殊なゲーム。当時はハイスコア争いも過熱していたとか。アーケードアーカイブスを知ってもらうため、石井ぜんじ氏と松井ムネタツ氏が語ります。
PinballDays -2017年のピンボール- 第二部 アメリカの文化を色濃く残す街並みが築いた聖地
ピンボールといえばアメリカの遊戯文化を代表する機械といっても過言ではないだろう。キャビネットの大きさ、台を適度に揺らせるといったある種の豪快さも魅力のひとつでもある。
『Ghost recon:Wildlands』 麻薬カルテルの背景を紐解く副読本の紹介。グローバル化社会が生み出した不条理な化け物
『Ghost Recon:Wildlands』のゴーストたちが今回戦う相手は単なる麻薬カルテルではない。もっと禍々しい状況そのものだ。今回はその状況を詳しく説明している副読本を紹介していく。ゴーストたちの相手が何者なのかを理解できることがうけあいだ。
観客の9割が女性ファン、e-Sports先進国・韓国におけるファン文化の実態に迫る
スポットライトを浴びながら、大きなステージの上で真剣勝負を繰り広げるプロゲーマー。そして、巨大スクリーンに映し出されたゲーム画面に熱狂する大勢の観客たち―――。
コラム――メトロイドヴァニアは胎内回帰である
冗談のつもりで、私は「奥様のメトロイドヴァニアを攻略してください」と返答した。この返答は私の狙い通り編集長の不興をかったが、それと同時に、メトロイドヴァニアというジャンルは胎内回帰のイメージをこれ以上ない美しさで応用しているのかもしれない、というネオ澁澤龍彦めいた奇妙な考えを引き起こした。
「PinballDays-2017年のピンボール-」 第一部 実機のリースを通して感じたビデオピンボールの可能性
打ち出し口から銀色のボールを射出し、やがてそれはキノコ型のバンパーに跳ね返り、フィールドを縦横無尽に目まぐるしく駆けめぐる……。プレイヤーはそのボールを落とさぬよう左右のフリッパーを巧みに操り、ときには台を揺らす。
「Nintendo Switch」に見る、「ローカルマルチプレイ専用の対戦・協力インディーゲーム」が輝く可能性
数年前、私は友人のPS4上で『TowerFall Ascension』を3人とプレイした。最大4人のプレイヤーがアーチャーとなり戦う同作は、固定画面型のシンプルなアクションゲームながらもハイテンポで面白く、友人と朝までプレイしてしまったのを覚えている。
マリオはなぜ緑キノコで生命を増やすのか?ビデオゲームの疑問を整理する「ハーフリアル」書評、邦訳までの10年で変わったこと
筆者は子供のころに『スーパーマリオブラザーズ』を遊んでいて、ふと疑問を感じた。マリオはどうして「×3」と複数の命を持っているのだろうか?クリボーに当たると命をひとつ減らし、そして緑のキノコを取ると命をひとつ増やすのだろうか?