人間社会の中でのサバイバルを描く『Vestige of the Past』など、今週紹介したインディーゲームをまとめる「Weekly Indie Pick」

「Weekly Indie Pick」は、発売前のインディーゲームを紹介する「Indie Pick」で今週紹介されたタイトルをおさらいする週間企画。今回は年末年始を挟んでいるので、2016年12月23日(金)から1月7日(金)に登場したインディーゲームをひとまとめにして見ていく。

90年代末に一世を風靡したファービー。その不気味さとやかましさをホラーに活かした『Tattletail』を紹介

ファービー人形をご存知だろうか。ハムスターともフクロウともいえない独特のルックスで、「アーメイコーコー」「ダノウラーダノウラー」といったファービッシュ語を話すやかましい電子ペットだ。なでたり抱いたりするうちに人間の言葉を覚えるかわいいやつでもある。

近代日本の文豪を転生させて戦う育成シミュレーションゲーム『文豪とアルケミスト』紹介。文学好きにはたまらないキャラ萌えゲーム

『文豪とアルケミスト』のゲーム性はDMMによる「艦隊これくしょん」のクローンにすぎないが、もしも大正から昭和初期にかけての日本文学に触れた経験があるのなら、純粋にキャラクターを愛でるという目的で楽しめる作品である。

欧州セガが『シェンムー』関連のドメインを複数取得していたことが判明、リマスター版の登場が噂される

SEGA Europeが『シェンムー』のHDリマスターを示唆する複数のドメインを取得していた事実が、ドメイン検索ツールの記録から明らかになった。発見された登録名は「ShenmueHd.com」「ShenmueRemastered.com」「SheMnUeGame.com」(後述するが、誤表記は登録者による意図的なもの)の3つで、昨年9月の段階ですでに登録されていたことが分かっている。

サイバーネオンの世界を『Mirror’s Edge』のようなパルクールアクションで駆ける『AV-Runner』Steam Greenlightに登場

358回目のIndie Pickで紹介する『AV-Runner』は、さまざまなパルクールアクションを駆使してステージを駆け抜けるスピードランタイプのアクションゲームだ。Unreal Engine 4で構築された無機質な世界を一人称視点で走るゲームプレイは、『Mirror’s Edge』を強く連想させる。

「Steam」のベータクライアントがXbox 360/Oneコントローラーを標準サポート。最新ビルドではPS3のDUAL SHOCK 3にも対応か

ValveはPCゲーミングプラットフォーム「Steam」のベータ版クライアントにて最新アップデートを実施した。昨年11月にはDUALSHOCK 4のコントローラーをベータ版にて標準サポートしたSteamだが、今回はさらにXbox 360/Xbox OneおよびX-Input系のコントローラーに対応するようになっている。

「EverQuest Next」の忘れ形見であるサンドボックス型MMO『Landmark』のサーバーが今年2月で閉鎖へ

Daybreak Game Company(旧Sony Online Entertainment)は、サンドボックス型MMO『Landmark』のサーバーを現地時間の2月21日に閉鎖すると発表した。Webサイトやフォーラム、ソーシャルメディアの各チャンネルも消滅し、『Landmark』のサービスが完全に終了することとなる。すでにSteamからはストアページも消滅しているようだ。

ゲームボーイからカラー・アドバンス作品までプレイできる「スーパーレトロボーイ」が海外で発表、巨大机型コントローラーも

海外のハードウェアメーカー「Retro-Bit」は、CES 2017にて「Super Retro Boy」を正式発表した。「ゲームボーイ」「ゲームボーイカラー」「ゲームボーイアドバンス」の作品が遊べる互換機となっており、昨年発売された据え置きハード11機種がプレイできる「Retro Freak」のように注目されることとなりそうだ。

OriginでPC版『Mass Effect 2』の無料配布が開始

Electronic Artsは、同社のPCゲームプラットフォーム「Origin」にてPC版『Mass Effect 2(英語版)』の無料配布をスタートした。対象となるのはスタンダード・エディションのみで、DLCを同梱したデラックス・エディションは通常価格で販売されている。

初代『Dark Souls』の配信がついにSteamで開始、Game for Windows LIVEからSteam Worksへ移行しオンラインプレイも可能に

バンダイナムコエンターテインメントとフロム・ソフトウェアは、日本語版『Dark Souls: Prepare to Die Edition』の配信をSteamで開始した。価格は4937円。すでにゲームを所有していたユーザーにはアプデートが実施され、日本語字幕・吹き替えデータが追加される。

「“偽”の任天堂関係者」から権利侵害を主張された人気YouTuberが、チャンネル閉鎖寸前まで追い込まれたとの報道。メールアドレス偽装までする悪質極まる行為

DMCA(デジタル・ミレニアム著作権法)通告は権利者によって著作物などの保護に用いられている。しかしそれを悪用する存在もおり、今回「任天堂を騙る存在」から通告が来たというYouTuberの事例について、The Verge誌が取り上げている。

人気ホラー『Dead Space』元開発者、「当時EAにマーケティング予算をごっそり削られた」とこぼす。“とあるゲーム”に社内評価で負けたため

サバイバルホラーゲーム『Dead Space』をかつて手がけたクリエイターらが、同作の当時のマーケティング予算に関する秘話を紹介。本作の予算は、EA社内の評価が高い『ミラーズエッジ』のマーケティングに回されたという。

『League of Legends』のアニメ「アーケイン」が“商業的に失敗した”とする報道に、Riot Games幹部が反論。短期的な収益は重要じゃないとして

Riot GamesがNetflixにて配信した『LoL』原作アニメ「Arcane」。同作について一部報道では推定収益などを理由として「経済的に失敗した」との報道がなされた。これに対し、Riot Games幹部が「短期的な収益を狙っていない」とする見解を示している。

「このゲームハードでこのグラフィックのゲームを出したのは天才」構文がにわかに流行の兆し。この性能のマシンでこんなすごいビジュアルを?

現在X上にて、ゲームのスクリーンショットとともに、「○○ are wizards because how did they pull this off on ××」とのコメントを添える投稿が流行を見せている。ユーザーが、特定コンソールの「グラフィック表現の限界を超えた」とするゲームタイトルを紹介する流れが生まれているようだ。本稿ではその一部を紹介する。

人気目玉焼き調理ゲーム『Arctic Eggs』開発者、プロトタイプから製品版までに変更した要素をみっちり解説。「イライラゲー」にするつもりはなかった

The Water Museum氏が手がける『Arctic Eggs』はゲームジャムにて公開された初期版と、Steam版にてさまざまな違いがあるのだという。12月17日、同氏が本作ストアページにおけるニュースを更新し、変更箇所について詳細に解説している。

『FF7』オリジナル版ディレクター北瀬佳範氏、同作で「3人パーティ化」した理由をファンに明かす。それまでの4人から、3人になった2つの理由

『ファイナルファンタジーVII』にてプロデューサーを務める北瀬佳範氏がAMAにてユーザーの質問に回答。そこでは『FF7』オリジナル版および『FF8』が3人パーティとなっていた理由を明かしている。2つの理由があったそうだ。

『昭和米国物語』では、なぜ昭和日本とアメリカが融合しているのか。奇想天外世界が生み出されたルーツは、開発者の“青春”

バブルが弾けずに強大な経済力によって日本がアメリカ合衆国を買収したという世界観が、『昭和米国物語』では描かれる。弊誌は『昭和米国物語』のクリエイティブディレクターを務める羅翔宇(Xiangyu Luo)氏にインタビューを行う機会に恵まれた。

『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』開発者インタビュー。「普通のおじさん感覚続ける」彼らは何を基準に“我が道”を選んでいるのか?

今回は『龍が如く』シリーズを率いる横山昌義制作総指揮、チーフプロデューサー阪本寛之氏、プロデューサーの堀井亮佑氏に話を訊いた。『龍が如く8』ユーザー感想について、あるいは彼らが追い求める「普通」について語ってもらった。

近未来SFメカアクションシューティングゲーム 『Mecha BREAK』“半年以上”かけたPvPvEモードの出来栄えや、パイロット視点の新モードについて訊いた。ロボットを楽しむ方法は戦いだけじゃない

Amazing Seasun Gamesはメカアクションシューティング『Mecha BREAK』の新たなトレーラーを公開。発売日が2025年春だと発表された。この度、開発チームにメールインタビューを実施した。

『スノーブラザーズ』、まさかのリメイクと新作の発売時期がかぶる。リメイクと新作、それぞれのメーカーに「なんで時期ズラさなかったんですか」と訊いてみた

『SNOW BROS. WONDERLAND』はスノーブラザーズ新作、『SNOW BROS. 2 SPECIAL』はスノーブラザーズ2のリメイク。新作とリメイクが発売時期かぶりしている。なぜなのか。ズラさなかったのか。話を訊いた。

『モンスターハンターワイルズ』製品版は、ベータテストからゲームプレイ改善や“弱い武器”の強化など「大改修」。これまでの“反省”や製品版の目標パフォーマンスも訊いた、開発者合同インタビュー

『モンスターハンターワイルズ』のプレビューイベントにて、開発陣への合同インタビューがおこなわれた。プロデューサーの辻本良三氏、ディレクターの徳田優也氏、エグゼクティブディレクター/アートディレクターの藤岡要氏に向けて、ベータテストや新要素についてさまざま訊いた。

『龍が如く8』開発者による、前代未聞の「ソースコード一部公開」はプログラマー志望者向けへのメッセージだった。プログラマーチームにその意図を訊いた

今回AUTOMATONでは、「龍が如くスタジオ」各セクションメンバーへのインタビュー企画を実施。今回は『龍が如く』シリーズのプログラムについて「龍が如くスタジオ」技術責任者の伊東豊氏、プログラムセクションマネージャーの中村智章氏にお聞きした。

大ヒット農業シム最新作『Farming Simulator 25』ではなぜ「アジア推し」なのか。日本の農機メーカーとの関わりなどを、開発元スタッフに訊いた

GIANTS Softwareが手がける農業シミュレーションシリーズの最新作、『Farming Simulator 25(ファーミングシミュレーター 25)』。本作にアジアの農場が登場した経緯など、さまざまな質問に対する回答を開発元スタッフから頂いた。

ゲームデバッグ業界最大手ポールトゥウィン、「ゲームデバッグだけじゃない」を宣言しTGS大規模参戦。なぜそんな宣言をしたのか?話を訊いた

ポールトゥウィン株式会社は、「ゲームデバックだけじゃない」というコンセプトを掲げて東京ゲームショウ2024に出展。弊誌では会場にて、ポールトゥウィン株式会社がどこを目指しているのか、小宮鉄平氏に話を伺った。

常識破壊オセロゲーム『デビルリバーシ』開発者は「Steamユーザーに新しい体験を届けたい」、だから「手厳しいレビューもありがたい」。開発者に話を訊いた

喜多山浪漫氏は11月21日、『デビルリバーシ』をリリース予定だ。定番ゲームの常識破壊とは、『デビルリバーシ』とはどんなゲームなのか。弊誌では喜多山氏と、ディレクターの山田一成氏に伺った。

須田剛一氏インタビュー。『シャドウ・オブ・ザ・ダムド』は地◯のマ◯オで『ノーモア★ヒーローズ』は◯し屋ゼ◯ダ、須田剛一の変わるキャリアと変わらない『ゼルダ』愛

NetEase Gamesとグラスホッパー・マニファクチュアは10月31日、『シャドウ・オブ・ザ・ダムド: ヘラリマスタード』を発売した。それにあわせて、本作のプロデューサーであるグラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏に、近況を訊いた。

『ハリー・ポッター:クィディッチ・チャンピオンズ』は、あの暴れスポーツゲーム「クィディッチ」をちゃんと成立させている。混沌アルティメット高速空中球技

クィディッチという競技のルール自体が、そのままゲームに実装するにはいろいろと問題を孕んでいることも無視できない。どの程度のクィディッチらしさを持たせてゲームとして成立させるかは、常に課題となるところだろう。

『THE FINALS』の環境は1年で猛烈に変化し、「対面撃ち合いゲーム」だったはずが「罠と戦略が重要な戦術ゲーム」に変貌していた。鬼やりこみプレイヤーに訊いた環境変化と、『スプラトゥーン』ユーザーに合うと感じる理由

12月8日で正式サービスから1周年を迎える『THE FINALS』のこれまでの歴史をやりこみプレイヤーとともに振り返ると、ほかのFPSとはまったく異なる『THE FINALS』のユニークな魅力が見えてきた。

『ペルソナ5: The Phantom X』は、ただの「運営型変形スピンオフ」ではなく紛れもなく新作だった。原作レベルのパワーをもつ『ペルソナ5』の新たなかたち

今回は、11月29日から12月5日の期間中に実施されたクローズドβテストにおける20時間ほどのプレイで感じた、『P5X』はどのように『ペルソナ5』なのか、そして『ペルソナ5』とはどう違うのかについて触れていきたい。

『The Last of Us Part II』から学ぶ「イスラエルの歴史とパレスチナ問題」。“暴力の連鎖”から“相互理解”を求めて

『The Last of Us Part II』は、シリーズのクリエイティブディレクターであるニール・ドラックマン氏の経験から生まれた作品だ。本稿ではドラックマン氏の生い立ちから『The Last of Us Part II』で描かれる”暴力の連鎖”と“相互理解”というメッセージについて考えてみる。

サバイバルホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2』を遊ぶにむけて、過去作ストーリーを「10分」で予習しよう。過去作あらすじ要点をネタバレなしでまとめてみた

『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』は、およそ15年ぶりに発売される新作だ。「2」というナンバリングが付いていることで、過去作のストーリーが気になる人はいるだろう。本記事では、過去作をガッツリ遊ぶ暇はないけれど、どんな物語だったのか軽く知っておきたいという人に向けて、これまでのストーリーをざっくりまとめて振り返る。

今年も『アークナイツ』に心をめちゃくちゃにされてしまった――私が『アークナイツ』を完全に理解してから、まったくわからなくなるまで

『アークナイツ』のストーリーが全然わからない……。昨年の冬、サイドストーリーイベント「孤星」を読み終えたあと、本誌に寄稿する記事を書きながら、しみじみそう思ったものである。しかしその後理解できた。と思いきやわからない。

Steam工場建設タワーディフェンスローグライト『ShapeHero Factory』は、本当に面白い。工場建設ゲームの“一番美味しいところ”の旨味を、ユーザー要望を盛り込み磨き上げる

アソビズムは11月6日、工場建設タワーディフェンスローグライト『ShapeHero Factory』の早期アクセスをSteamで開始する。本稿はPR記事であるが、それ抜きでもめちゃくちゃ面白いのである。